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南蛮屏風下張り文書レプリカ贈呈式の実施(報告)
4月30日,アジューダ宮図書館において,谷垣禎一日本ポルトガル友好議連会長,シャヴィエル文化担当副大臣他ご出席の下,南蛮屏風下張り文書レプリカの贈呈式が行われました。また式典には,今回谷垣会長とともにポルトガルを訪問された,とかしきなおみ衆議院議員,磯崎仁彦参議院議員や当地日本企業関係者,文化関係者など,多くの皆様に御参加いただきました。
今回贈呈されたレプリカは,1902年に屏風の下張りから発見された,通称「エヴォラ屏風下張り文書」のレプリカであり,文書原本は「エヴォラ図書館」と「ポルトガル国立図書館」に所蔵されています。この度,下張り文書原本保護を目的として,谷垣会長をはじめ同プロジェクトを支援する方々が実行委員として名を連ね,伊藤玄二郎鎌倉ポルトガル協会会長が事務局長を務める「南蛮屏風下張り文書修復実行委員会」が設立され,レプリカが製作されました。
式典では,東大使の挨拶(日本語,ポルトガル語訳)に続き,谷垣会長による両図書館長へのレプリカ贈呈及び挨拶(日本語,ポルトガル語訳),シャヴィエル文化担当副大臣による挨拶(ポルトガル語,日本語訳)が行われました。今回の式典では,日本とポルトガルの歴史的な関係を象徴する下張り文書の重要性が確認されるとともに,今後,文書修復プロジェクトを通じた両国間関係の一層の深化が期待される旨強調されました。
最後にレプリカが保管される桐箱に関係者が署名を行い,贈呈式は閉会を迎えました。
式典の実施に際し協力いただいた文化担当副大臣や関係者の皆様,ご出席いただいた皆様に心より御礼申し上げます。 大使館TOPへ戻る |