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東日本大震災追悼・復興行事の開催報告
昨年、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした大地震、津波、そして原子力発電所の事故から、丸一年となる去る3月11日(日)、リスボン市のフォス宮において、追悼・復興行事を行いました。 第1部のレセプション、復興写真展には、ダーヴィラ内務副大臣はじめ政府及び議会関係者、外交団、在留邦人等、約200名の方々に出席頂きました。 冒頭、一分間の黙祷を行った後、会場を提供したフォス宮のコスタ館長の挨拶に続き、四宮大使より、これまでの日本国民・政府による復興の努力、復興状況を紹介しつつ、ポルトガル官民から得た支援に感謝の意を表しました。ダーヴィラ内務副大臣からは、改めて、日本国民、政府に対してお見舞いと弔意が表されると共に、冷静かつ忍耐強く、甚大な難局に立ち向かう日本人への敬意と日本復興に向けての引き続く支援の意図が述べられました。スピーチの後、出席者は、復興写真及び当地のクリエイティブ大学学生有志による作品を観覧しました。 第2部の防災庁との共催による、「地震・津波:日本とポルトガルの経験」と題した防災セミナーには約150名が参加されました。このセミナーでは、日本側より、東京大学総合防災情報研究センターの田中淳所長(教授)が、ポルトガル側より、カルロス・ソウザ・オリヴェイラ リスボン工科大学教授が講演されました。田中教授は、昨年の大震災・津波での経験を交えながら、我が国の地震警報・予報伝達を中心とする防災システムにつき、分かりやすく説明されました。オリヴェイラ教授からは、1755年のリスボン大地震を中心とする話がありました。 東日本大震災に対し、在留邦人の皆様をはじめ、各国政府、民間団体等から頂いた数多くの支援に改めて感謝申し上げます。
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