大使館便り第98号(平成23年5月)

平成23年5月3日

平成23年 5月 3日
在ポルトガル日本国大使館

 

1.四宮大使からのメッセージ

 

5月、既にリスボンでは夏の日差しも感じられる季節になりました。街路樹のジャカランダの木には青紫色の花が咲き始め、郊外でも虞美人草(ひなげし)の赤い花が目立ってきました。日々感じられる季節の変化は、日本と同様、欧州での生活の楽しみの一つだと思います。

 

着任以来、各地を訪問し、各界の人々にお会いするよう努めてきましたが、先月上旬には、マデイラ島を訪問しました。リスボンから南西に1000キロ弱、大西洋上のモロッコ沖にあるこの島へは、空路で1時間半ほどかかります。15世紀の初めにポルトガル領となり、新大陸の「発見」後は中継地として栄えました。現在もマデイラ・ワインの産地として、またユネスコの世界自然遺産として欧州の観光客を引きつけ、一人あたり所得では首都圏に次ぐ高い地域になっています。

 

お会いしたマデイラ州の方々が、政治面で自治権の拡大を強調していたのは印象的でした。自由貿易地域の活用にも力を入れており、日本からの投資や観光客の誘致、さらにマデイラ・ワインの対日輸出増にも期待が表明されました。ちなみにこの酒精強化ワインは英国が最大の輸出先ですが、日本も第6位とのことです。ただし、日本では料理(マデイラ・ソースなど)の材料としての利用が主ですが、本来の食前酒、食後酒として飲んでもらいたいと生産者は希望しています。マデイラ酒はポルト酒とも製造方法が若干異なりますが、年代物はいずれも高品質で、生産量が少ないものの、今後の対日輸出の増加を期待します。

 

なお、州都フンシャル市と九州の天草市とは姉妹提携を準備中で、本年秋にも協定締結のため天草市長の訪問が検討されています。この伝言をフンシャル市長にお伝えしたところ、先方も大変喜んで下さいました。日葡間で9番目の姉妹都市が誕生すれば、両国関係の新たな発展にも寄与するでしょう。当大使館でも両市間の交流を支援したいと考えています。

 

本年は4月24日が復活祭の祝日でした。当国では、北部を管轄するカトリック教会の司教区のカテドラル(司教座聖堂)はブラガ市にありますが、22日の聖金曜日の夜、ここで復活祭の行列を見てきました。旧市街の薄暗い街灯の元で、素足の人々が引きずる大十字架が石畳に響く細い道、「振り香炉」の煙の中から担がれて現れ来るキリストの亡骸、黙々と進む行列を見つめる人々。この光景は、しばし現実世界を忘れさせる厳粛なものでした。

 

25日は、1974年の民主化革命の記念日でした。例年ですと国会で外交団も呼ばれる式典があるそうですが、本年の国会は解散中で祝賀行事はありませんでした。解散から総選挙まで二月以上もある長い選挙戦ですが、財政再建という深刻な課題を担う新政権を決める選挙です。世論調査では社会党と社会民主党の2大政党の支持率も変動しており、第3党の民衆党の動向も含め、まだ帰趨は見えません。財政支援要請の関係で、EU,IMF,ECBの専門家が当国に来訪し状況の調査を行い、今後の援助方針が議論されようとしています。支援のあり方も、選挙に如何なる影響を与えるか見ていく必要があるでしょう。長丁場の選挙戦もやっと折り返し点ですが、これからも目が離せません。

 

日本では、東日本大震災の被災者支援や福島原発の問題で、困難な闘いが続いています。当面の難題を乗り越えても、被災地域の復興やエネルギー政策をどうするかなど、重い課題が今後も山積みです。被災者のご苦労を思い、改めて身を引き締め、大使館の任務を果たすよう努めたいと考えています。

 

時節柄、皆様にはご自愛のほどをお祈り申し上げます。

 

 

 

2.東北地方太平洋沖地震に関する情報について

 

東日本大震災への対応(首相官邸災害対策ページ)

震災の現状と対応(外務省ホームページ)

東日本大震災関連情報(文部科学省ホームページ)

東日本大震災関連情報 -水道・食品関係-(厚生労働省ホームページ)

経産省 原子力安全・保安院ホームページ

フライト運行状況など(国土交通省ホームページ)

政府からの重要なお知らせ(都道府県別環境放射能水準調査結果など-外部リンク)

 

 

 

3.大使館からのお知らせ

 

(1)総政務・経済班からのお知らせ

 

【ポルトガル政府の対外支援要請発表】

 

ポルトガル財政への懸念が高まる中、ソクラテス暫定政権は、4月6日、EUに対し財政支援を要請することを発表しました。

ポルトガル支援の詳細は4月12日にリスボン入りした欧州委員会(EC)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)から成る「トロイカ」ミッションとポルトガル政府との交渉によって決定され、支援総額は800億ユーロ程度と見込まれています。

 

 

【四宮大使のマデイラ自治州公式訪問】

 

4月6日から8に日かけ、四宮大使はマデイラ自治州を公式訪問しました。マデイラ滞在中は、ジョゼ・ミゲル・メンドンサ・マデイラ自治州議会議長、ジョアン・クーニャ・イ・シルヴァ・マデイラ自治州副首相、ミゲル・アルブケルク・フンシャル市長、ジョゼ・カスタニェイラ・ダ・コスタ・マデイラ大学学長、フランシスコ・コスタ・マデイラ開発会社(Sociedade de Desenvolvimento da Madeira)CEO等関係者と日・マデイラ間の観光促進、文化交流、経済関係の深化について意見交換を行いました。特にアルブケルク・フンシャル市長とは現在協議中の天草市とフンシャル市の姉妹都市提携に関して非常に前向きな意見交換を行うことができ、今後の更なる若年層の交流、当地における日ポ交流史の周知の重要性について一致しました。

 

 

(2)広報・文化班からのお知らせ

 

【シネマテッカにおける日本映画特別上映】

 

シネマテッカにおいて、以下の日程で小津安二郎監督作品「小早川家の秋」の特別上映が行なわれます。今回の上映は、先般の震災を受け日本を応援し連帯を示す趣旨で特別に企画されたものです。

 

タイトル:小津安二郎監督「小早川家の秋」

日時:5月6日(金) 19:00~

会場:Cinemateca Portuguesa

住所:Rua Barata Salgueiro 39 1269-059 Lisboa

入場料:2,5ユーロ

問い合わせ先:21 359 6250 / 51 / 52(シネマテッカ)

 

 

【小暮はな弾き語りコンサートツアー】

 

日本人女性歌手、小暮はなによる弾き語りコンサートツアー「Palavras ao Vento/風に漂うことば」が以下の日程で開催されます。

 

〔リスボン〕

日時:5月13日(金)、14日(土)、155日(日) 23:00~

会場:Fábrica do Braço de Prata

住所:Rua da Fábrica de Material de Guerra 1 Lisboa

入場料:5ユーロ

問い合わせ先:hajime@kogurehana.com

URL:http://www.palavras-ao-vento.com

http://www.palavras-ao-vento.com

http://www.myspace.com/hanakogure

 

〔カルダス・ダ・ライーニャ〕

日時:5月18日(水) 22:00~

会場:Bixo Mau

住所:Rua de Camões 71 Caldas da rainha

入場料:2ユーロ

 

〔レイリア〕

日時:5月20日(金) 21:30~

会場:Ateneu Desportivo de Leiria

住所:Rua Vasco da Gama 17 Leiria

入場料:5ユーロ

 

〔ポルト〕

日時:5月21日(土) 23:00~

会場:Maus Hábitos

住所:Rua Passos Manuel 178, 4o Porto

入場料:5ユーロ

 

〔コインブラ〕

日時:5月27日(金) 22:00~

会場:Sala Arte á Parte

住所:Rua Fernandes Tomás 17 Coimbra

入場料:5ユーロ

 

〔アヴェイロ〕

日時:6月 3日(金) (時間は調整中)

会場:Mercado Negro

住所:Rua João Mendonça, 17 Aveiro

入場料:(調整中)

 

〔リスボン〕

日時:6月 4日(土) 21:00~

会場:Espaço Nimas

住所:Av. 5 de Outubro 42B Lisboa

入場料:5ユーロ

 

 

【劇団かかし座による手影絵パフォーマンス作品の公演】

 

国際交流基金助成事業として、下記の日程で、劇団かかし座による手影絵パフォーマンス作品の公演が行なわれます。日本の伝承文化である手影絵遊びに着想を得た舞台作品です。詳細については下記URLをご参照下さい。

 

日時:5月12日(木) 21:00~

会場:Teatro Municipal da Guarda

住所:Rua Batalha Reis 12 6300-668 Guarda

URL:http://www.kakashiza.co.jp/

http://www.tmg.com.pt/

 

 

【道下徳成・政策研究大学院大学准教授講演会】

 

在ポルトガル日本大使館とポルトガル国立防衛研究所(IDN)共催で、以下の日程で道下徳成・政策研究大学院大学准教授の講演会が行なわれます。詳細については下記連絡先までお問い合わせ下さい。

 

講演者:道下徳成・政策研究大学院大学准教授

講演タイトル:「アジアの安全保障と日・EUパートナーシップ」(使用言語:英語)

日時:5月17日(火) 11:15~

会場:ポルトガル国立防衛研究所 第一講堂
    (Instituto da Defesa Nacional, Auditório 1)

住所:Calçada das Necessidades 5 1399-017 Lisboa

入場料:無料(16日までに下記IDNへ事前予約要)

問い合わせ先:21-311-0560(大使館広報文化班)または、

21-392-4659/4617 idn.relacoespublicas@defesa.pt(IDN)

 

 

(実施報告)

 

【丸橋参事官による学校訪問】

 

3月29日(火)、カシーリャス・テージョ高校において、丸橋参事官が同校教員及び同校生徒120名程を対象に、今回の地震及び日本の地理・生活習慣・教育等日本事情全般について説明を行ないました。終了後には、同校生徒より、被災者へのメッセージ付きデザイン画が贈呈されました。

 

 

【新井公使による地震・原発関連ブリーフ及び日本食に関する説明】

 

新井公使は、4月14日(木)及び15日(金)、それぞれリスボン新大学とアヴェイロ市のJose Estevao市場特設会場にて、地震についての説明(地震の概要、原発の現状と見通し、安全性の担保他)及び日本食に関する説明を行いました。

なお、リスボン新大学は、当国において長年日本語教育が行われている高等教育機関の一つであり、アヴェイロ市は大分市と姉妹都市であることから日本との関係は深く、参加者からは温かい励ましや、戦後の焦土から現在の繁栄を築き上げた日本の復興を今回も信じているといった感想が寄せられました。

 

 

【四宮大使のローレス市公式訪問】

 

4月19日(火)、四宮大使はローレス市を公式訪問し、テイシェイラ市長との懇談、地震・原発関連の広報、同市に所在する企業の視察等を行ないました。各所の訪問へはテイシェイラ市長夫妻が終始大使に同行するなど、大変友好的な雰囲気の中、盛りだくさんの日程を終えました。

なお、歓迎セレモニーでは、市長夫妻を始め副市長、政務官他市関係者が出席する中、市長によるお悔やみの言葉及び出席者全員による黙祷が行われました。

 

 

【宮川書記官による学校訪問】

 

4月28日(木)、宮川書記官は、ヴァーレ・デ・ミリャソス小中学校において、同校教員及び同校中学生約40人を対象に地震・原発関連等について説明しました。最初は,先般の地震概要や原発の現状と見通し、日本の農産物・工業製品等の安全性,ポルトガルを含む国際社会の支援及びこれら支援に対する謝意等について、その後,日本の歴史や伝統、経済・教育,文化等について説明を行ないました。また、同校の校長先生からは、日本の被災者に対するお悔やみの言葉が述べられました。

 

 

【日本政府(文部科学省)奨学金留学生募集】

 

日本政府(文部科学省)によるポルトガル人を対象とした奨学金留学生(2012~2014年度)を募集いたします。詳細については、以下のサイトをご覧いただくか、日本大使館広報文化班(21-311-0560)までお問い合わせ下さい。

 

https://www.pt.emb-japan.go.jp/estudarnojapao.html#bolsas

 

 

【外務省による震災関連情報の対外発信への取り組み】

 

外務省による震災関連情報の対外発信への取り組みについて、同省HPの下記のサイトに具体的な取り組みの詳細が掲載されましたので、ご紹介いたします。

 

https://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/pdfs/taigaihassin.pdf

 

 

【日本事情紹介サイト「Web Japan」のご案内】

 

「Web Japan」は、「Trends in Japan」、「kids Web Japan」、「Japan Fact Sheet」、「Japan Video Topics」、「Japan Links」の5つのサブサイトから成る日本事情を海外に紹介するためのウェブサイトです。以下のURLからアクセス可能ですので、ぜひご利用下さい。

 

https://web-japan.org/

 

 

(3)領事班からのお知らせ

 

【治安情勢】

 

2010年のポルトガルの犯罪統計が4月4日(日)公表されました。凶悪犯罪が微減した前年と比較して、1.2%増加しましたが,認知件数は全体で413,600件で、前年より0.6%減少しました。

犯罪の発生件数が多いのはリスボンで、106,998件,次いでポルトの66,569件、セトゥーバルの36,087件です。

凶悪犯罪の全体の犯罪件数に占める割合は5.91%で、その件数は前年より1.2%(293件)増加し、リスボン(11,101件)、セトゥーバル(3,110件)、レイリア、サンタレンなどで増加えています。このほか、ポルトでは3,680件、ファロでは1,419件、ブラガでは1,171件発生しました。

住宅を狙った強盗が440件から683件へと50%増加しました。性的暴行事件も13%増加し、375件から424件に増えました。他方、銀行などの金融機関を狙った強盗は42%、薬局を対象とした強盗は22%減少しました。

 

最近の犯罪の特徴としては、下記のとおりです。

 

○ ルーマニア人やブラジル人の集団による貴金属店を対象とした強盗が頻発しています。2010年の貴金属店を狙った強盗事件の件数は、前年と比較して20%ほど増加し、今年に入っても、4月2日現在で54件発生しています。

○ 税務署や警察を語った詐欺メールなどのハイテク犯罪も流行しています。

○ 今年初めから、ATM機(Multibanco)で現金を引き出す際に襲われる事件が全国各地で発生しています。手口はいずれも、16歳前後の若者や子供がATM機にカードを挿入した被害者に紙を見せて寄付を要求するなどして注意をひきつけている間に、反対側にいる別の若者や子供がATM機にある最高額のボタンを押し、出てきた現金を抜き取って逃走するものです。被害者は、女性や高齢者が多く、犯行は12時から16時の時間帯に集中しているようです。

 

 

【ポルトガル運転免許証の更新】

 

2008年1月の改正により、普通乗用車や二輪車の運転免許証の更新は,50歳、60歳、65歳、70歳、その後2年毎に更新手続きが必要となりました。更新手続きを忘れ、免許が失効した状態での運転は犯罪とみなされ、また、自動車事故の際、保険が支払われないなどのおそれがあります。1日付けの新聞でも、交通検問において、有効な運転免許を持たず逮捕されるケースが増加していると注意喚起されていますので、ポルトガルの運転免許証をお持ちの方は、更新時期など確認いただき、運転免許証が失効しないようご注意ください。

なお、国際運転免許証をご利用の方は、その有効期間についてご注意ください。上陸の日又は発行日から1年以内と規定されています。一時帰国され3ヶ月以内に再入国された場合は、再入国の日は、新たな上陸の日とはならず、国際運転免許証を再発行されても、3ヶ月以内に再入国した場合、最初の上陸の日から1年しか有効ではないので、ご注意願います。

 

 

【ATMをめぐる犯罪】

 

最近、ATMの現金取り出し口にプラスチック又は金属板をはさみ、現金の取り出しを妨げ、操作した利用者が立ち去った後で、そのプラスチック板等を取り出し、取り出し口に引っかかっている現金を抜き取る犯罪が多発しています。

アルガルベ地方で発生し、最近ではリスボン地方でも発生している模様で、治安警察庁(PSP)はホームページで注意を促しています。

 

○ ATM機に異常がないかを確認し、又、破壊されたり、手を加えられたりしていないかを確認する。

○ カード挿入口や現金支払口に異常がないかを確認する。

○ カードが出てこないといった異常事態が発生した場合、もう一度暗証番号を入れてみたほうがいいなどという第三者の助言を聞き入れない。

○ そのような“故障”の場合、ATM機のそばを離れず、PSP(112)に連絡をし、指示に従う。

 

 

【ゴールデンウィークに海外に渡航する皆様へ(海外で注意すべき感染症について)】

 

ゴールデンウィークの期間には、多くの方が海外へ渡航されることと思いますが、海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、無事に帰国するために、現在、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について,以下のとおりお知らせいたします。

感染症にかからないようにするためには,感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。渡航先や渡航先での行動内容によって異なりますが、最も感染の可能性が高いのは,食べ物や水を介した消化器系の感染症です。また、蚊やダニ、動物などが媒介する感染症は、日本での発生は少ないものの海外で流行している地域もあり注意が必要です。また、WHOが排除又は根絶を目指している麻疹(はしか)、ポリオは、日本での感染者が減少傾向又は発生が認められていないものの、諸外国では未だに流行しています。

海外渡航を予定されている方は、渡航先での感染症の発生状況に関する情報を入手し、予防接種が受けられる感染症については、余裕をもって相談しておくなど、適切な感染予防に心がけてください。

感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、飲食状況、渡航先での行動、家畜や動物との接触の有無などについて必ず伝えてください。

 

感染症等の詳細は、下記のホームページをご参照ください。

 

厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ

 

国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報)

 

外務省海外安全ホームページ(感染症関連情報)

 

外務省ホームページ(世界の医療事情)

 

 

【E-mail登録のお願い】

 

インターネットを閲覧することができる方で、まだ当館にE-mailアドレスを登録されていない方は、是非E-mailアドレスご登録ください。

E-mailを登録していただきますと、大使館便りをE-mailで受け取ることができるほか、イベントの告知や緊急情報等、大使館からの様々なお知らせもE-mailにてお受取になれますので、E-mailアドレスの登録をお奨めします。

インターネットを閲覧することができる方で、まだ当館にE-mailアドレスを登録されていない方は、是非E-mailアドレスご登録ください。

 

 

【在留届に関するお願い】

 

近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込まれるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を元に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。

当館でも、皆様にご提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。

 

このため、ポルトガル国内での転居、日本への帰国、他国に転出等、在留届の届け出事項に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡ください。

 

また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」がおられましたら、届出を行うようご案内ください。

 

 

(4)その他

 

【Festa do Povo de Campo Maior の開催】

 

ポルタレーグレ県カンポ・マイオール市では、8月27日(土)から9月4日(日)までの予定で、7年ぶりに「Festa do Povo de Campo Maior」が開催されます。これは、市内の歴史地区を中心に、町の通りに住民が作成した色鮮やかな紙の花飾りなどで彩られる伝統の祭典です。当祭典には、隣国スペインを含めて、約100万人の観光客が訪れると予想されています。

 

 

【当館領事業務へのご意見募集】

 

当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですのでご意見・ご要望等があればお気軽に領事班にご連絡ください。