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平成27年 8月 4日
《 目 次 》
1.東博史大使からのメッセージ
2.政治・経済関係 (1)カヴァコ・シルヴァ大統領による共和国議会選挙投票日の発表 (2)2011年以降償還期間が最長の長期国債の発行 (3)ポルトガル国鉄貨物部門の民営化
3.広報・文化関係 【イベント】 (1)「平和への祈り―ポルトガル・日本現代美術展」 【報告】 (2)ポルト大学「ユニヴァーシティJr.」による講演 (3)鈴木猛利書家による書道ワークショップ (4)美ジャポン・ポルトガル公演「Beyond KIMONO2015」 【お知らせ】 (5)キャノン・ヨーロッパ財団の研究奨学金 (6)広報文化班からのお知らせ
4.領事関係 (1)在留届けに関するお願い (2)当館領事業務へのご意見募集
1.東博史大使からのメッセージ
盛夏の候、暑中お見舞い申し上げます。
今月は、一部大使館便り7月号でも触れていますが,改めてパッソス・コエーリョ首相訪日のフォローアップとして、「ブルー・ウィーク」、「CPLPエネルギー大臣会合」、「東京農工大学とリスボン大学との大学間交流協定の調印」、「スマートコミュニティ開発に向けた二国間協力」、日本文化行事として「第5回「日本祭り」の開催」、「美ジャポン・ポルトガル公演」更には、「ラモス名誉総領事への叙勲伝達式」について御紹介いたしたく存じます。
●海洋の持続的利用に関する国際会議「ブルー・ウィーク」 6月3−5日、リスボンにおいて、海洋の持続的利用をテーマとする、ポルトガル政府主催の「ブルー・ウィーク」が開催されました。5日の「ブルー・ウィーク」閣僚会合に内閣府・松本洋平大臣政務官が出席され、私も同席いたしました。この会合では、海洋の持続的利用に向け、関係する全ての海洋政策を連携・統合し、一貫性のある持続的発展に向けた関係国の協力の重要性が再確認されました。 今次閣僚会合への日本からのハイレベルの出席については、昨年来ポルトガル側から日本側に対し繰り返し働きかけがあり、今次閣僚会合への松本大臣政務官の出席については、ポルトガル側から一様に積極的に評価する旨の反応があり、二国間関係の更なる緊密化に大いに資するものとなりました。
今次松本政務官の訪問は当地滞在時間が約20時間と極めてハードスケジュールでしたが、「ブルーウィーク閣僚会合」における英語によるステートメントの発表、カヴァコ・シルヴァ大統領主催昼食会への出席、ピント・デ・アブレウ海洋担当副大臣との会談、EMSA(欧州海上保安機関)訪問等も実現し、実り多い滞在となりました。同大臣政務官のステートメントも事前の入念な準備もあり、非常にわかりやすいものでした。我が国のイニシアティヴで設定された「国際環境デー」にも触れた同ステートメントで言及した「気候変動対策の重要性」については、閣僚会合宣言の中にも盛り込まれ、我が国の存在感を示すことができました。
閣僚会合に先立ち、3日夕刻、「ブルー・ウィーク」の関連行事であるエコノミスト誌主催「世界海洋サミット」が並行して開催され、カヴァコ・シルヴァ大統領主催歓迎レセプションにおいて、私から同大統領に挨拶した際、同大統領から、「日本とポルトガルは共に海洋国家であり、今次閣僚会合に松本大臣政務官に出席いただくことは大変有り難い。今後とも両国間の海洋分野での協力関係強化を期待している」とのお言葉がありました。
また、4日午後、同関連行事の「ブルービジネス・フォーラム」の開会式に出席したパッソス・コエーリョ首相に対し、私から、閣僚会合への松本大臣政務官の出席、更に、「ブルービジネス・フォーラム」への日本企業の出展について述べましたところ、同首相は、「本年3月の訪日には大変満足している。今次閣僚会合に松本大臣政務官が出席され、日本企業が出展して「プレゼンス」を示していることは極めて喜ばしい。日本政府、日本企業の努力に感謝する」との反応があり、同首相は「ブルービジネス・フォーラム」に出展した日本企業「TUNIPEX」のブースにも立ち寄り、私から同社の荒井社長他を同首相に紹介することができました。
今回の「ブルー・ウィーク」の開催を契機として、今後、日本ポルトガル間においても、共に「海洋国家」として、環境に配慮した海洋資源開発、魚の養殖を含む持続可能な漁業分野での協力、また、海運、海の観光・レジャー分野での協力等の促進が期待されています。
●第1回CPLPエネルギー担当大臣会合 6月23日、カスカイスにて「CPLPエネルギー大臣会合」が開催され、CPLPのオブザーバー参加国である日本からは私が代表として出席しました。同会合には、ムラルジCPLP事務総長、モレイラ・ダ・シルヴァ環境・国土・エネルギー大臣(ポルトガル)、ピーレス石油・炭鉱資源大臣(東ティモール:議長国)、リマ・フォルテス観光・投資・企業発展大臣(カーボヴェルデ)、メンデス・ペレイラ・エネルギー・産業大臣(ギニアビサウ)、ヴィラ・ノヴァ・インフラ・天然資源・環境大臣(サントメ・プリンシペ)らが参加しました。 今次会合は、CPLP諸国のエネルギー担当大臣を集めた「第一回目」の会合でした。CPLP各国に豊富に存在する「化石燃料」の持続的な有効利用を通じて、CPLP諸国の地政学的重要性を確認し、加盟国間のエネルギー分野での協力促進の方向性を見出すこと、また、化石燃料枯渇後の未来に備えた各加盟国における再生可能エネルギー等代替エネルギーの普及等について協議することを目的として開催されました。 この会合には、昨年7月にCPLPのオブザーバー加盟国となった我が国に対してもハイレベルの出席について働きかけがありましたが、最終的に政務レベルでの出席はかなわず、私が日本を代表して出席しました。 同会合では、日本を含む参加各国からそれぞれのエネルギー政策に関するスピーチが行われました。私は、ポルトガル語によるステートメントを行いましたが、そのステートメントの中で、「日本とCPLP諸国との信頼・協力関係の強化、環境と経済成長の両立への方途、温室効果ガス排出量削減目標についての我が国の立場、気候変動に対する適応と緩和面での途上国支援、特にTICADプロセスや「緑の気候基金(GCF)」を活用しての我が国の途上国支援や、CPLP各国との協力の具体的なプロジェクト」への言及を行ったところ、参加者からは概ね好意的な反応を得ることができました。会議の成果文書として,将来的にはエネルギー政策に関して各国共通の立場を取っていくための調整を行う目的で、各国のエネルギー政策担当部局を結ぶ情報網を制度化するよう尽力する、等の決定を盛り込んだ「カスカイス宣言」が採択されましたが、ムラルジCPLP事務総長は、私からの申し入れに応じて、同「カスカイス宣言」の中に、我が国はじめオブザーバー加盟国が出席した旨の言及を挿入し、オブザーバー加盟国に対する配慮が示されました。
今回の「CPLPエネルギー担当大臣会合」への我が国の出席を契機として、ポルトガルをはじめ、CPLP各国とのエネルギー分野での協力の促進が期待されています。
●東京農工大学とリスボン大学との大学間交流協定の調印 6月11日,リスボン大学において、 国立大学法人東京農工大学と,リスボン大学との間で大学間交流協定の調印式が行われました。 同調印式では,アントニオ・クルス・セラ・リスボン大学学長,松永是・東京農工大学学長による挨拶に続き,私も挨拶を行いました。
昨年 5月の安部総理のポルトガル訪問の際には「両首脳による共同コミュニケ」が公表され、大学間における学術的、知的交流を一層促進することも明記されました。また、本年3月にパッソス・コエーリョ首相が訪日した際には、同取組の進捗状況が確認されましたが、今回の調印は、両国首脳の合意のフォローアップとして、重要な意味を持つものと言えましょう。
この調印式を契機として、学生や研究者の相互交流等による両大学間の関係強化が図られることになります。特に、両国の学術・知的交流の促進を通じ、工業分野、農業分野を初めとして「実業」につながる研究が期待されており、引いては、日本とポルトガルとの二国間関係の更なる発展につながることが望まれています。
●スマート・コミュニティ開発に向けての二国間協力(NEDOとLNEGとの基本協定の締結) 7月22日、リスボンにおいて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と、ポルトガル国立エネルギー地質研究所(LNEG)の間で、共同で実施する予定の「スマート・コミュニティ実証プロジェクト」に関する基本協定(MOU)の署名式が行われました。同式典には、環境・国土・エネルギー省のアルトゥル・トリンダーデ・エネルギー担当副大臣とともに私も立ち会いました。
本実証プロジェクトでは、リスボン市内の公共ビルや一般家庭の協力のもと、空調機器を需要家の特性に応じて自動で運転管理することにより、需要家の快適性を保ちつつ、電力の市場価格が安い時間に需要をシフトすることで、経済性も両立した電力需要調整を行う自動ディマンドレスポンスが実施されます。
両国の政府関係者及び機関関係者が出席した同署名式では、テレーザ・ポンセ・デ・レアォンLNEG所長、国吉浩NEDO理事による挨拶に続き、私も挨拶を行い、トリンダーデ副大臣が閉会挨拶を述べました。
本件についても、昨年5月の安倍総理ポルトガル訪問の際及び本年3月のコエーリョ首相訪日の際に協力を薦めることが期待される旨確認されています。今後、我が国とポルトガルの間の環境・エネルギー分野での協力の一環として、リスボン市において「スマート・コミュニティ実証プロジェクト」が開始されることになります。本件実証プロジェクトの成功によって、民間企業レベルにおいても、環境・エネルギー分野での協力・協働が進展することが期待されております。
●第5回「日本祭り」(Festa do Japão)の開催 6月20日、ベレン地区の日本公園において、リスボン市、EGEAC、ポルトガル日本友好協会、ポルトガル日本人会及び日本大使館の共催により「日本祭り」が開催されました。 「日本祭り」の詳細は、大使館便り7月号で報告させていいただいていますが、今年で第5回目となる「日本祭り」は、毎年、進化を遂げています。特に、本年は、昨年5月の安倍総理のポルトガル訪問、本年3月のコエーリョ首相訪日という「首相の歴史的相互訪問」を受けて、双方の国で相手国の文化に対する関心が高まる中で開催されました。また、昨年7月、日本がCPLP(ポルトガル語圏諸国共同体)にオブザーバーとして参加することが承認されたことを契機として、CPLP諸国における経済・文化面での協力への期待も高まっています。このため、「日本祭り」のテーマとして、「日本とポルトガル語圏諸国との交流」にも配慮することとしました。特に本年は、昨年7月の日本のCPLPオブザーバー参加を記念し,また,CPLP諸国との文化面での交流深化の先駆けとして、ポルトガルのSarrafo太鼓・グループ「Bardoada」と和太鼓グループ「西和太鼓」による太鼓饗宴を企画しました。
第5回「日本祭り」も大盛況のうちに終えることができましたが、上記の共催団体の皆様のご協力なしには、「祭り」をこれほどの規模に拡大し、リスボン祭りの一環として、年一度の恒例行事として当地コミュニティーに根付かせることはできなか ったことは明白です。 この機会に、共催団体をはじめ、JapanNET加盟団体、日本企業をはじめとする参加団体の皆様、そして関係者及びボランティアで支援いただいた皆様全員の御協力に改めて御礼申し上げます。
●「美ジャポン」 ポルトガル公演「Beyond KIMONO 2015」 7月19日、フィゲイラ・ダ・フォス市にて、「美ジャポン」、フィゲイラ・ダ・フォス市、当館共催、並びに資生堂、AGS社協賛により、「美ジャポン」公演「Beyond KIMONO 2015」が開催されました。また,翌20日には,エストリル・リスボン音楽祭の一環として、パラッシオ・エストリル・ホテルでの公演が行われました。 公演の模様は「3.広報・文化関係」の報告をご参照いただきたいのですが、私と「美ジャポン」との最初の出会いは、2008年、私が在ミラノ総領事としてミラノにて勤務していた時に始まりました。ミラノの公演では、日本の古くて価値の高いヴィンティージものの「きもの」の生地を使用して「着物ドレス」を作り、「ファッションショー」として日本の「美」を紹介されていました。その後「美・ジャポン」は大きく進化を遂げ、今回の公演では、美しい日本の映像・音楽、邦楽の演奏を背景に、効果的な照明の下で、「獅子舞」、「ソードアーティストによる殺陣のパフォーマンス」、「日本舞踊」、日本の祭りでの踊り等を交えて、「着物ドレス」の衣装を纏ったモデルやダンサーの「美」が一層際立ち、日本文化を「総合的」に紹介する、また観客が日本の美を「体感」できる素晴らしいパフォーマンスとなっていました。 今回、日本企業のAGS社が上下水道事業を展開している「フィゲイラ・ダ・フォス」市のアタイデ市長が「美ジャポン」の公演開催受け入れを決定して下さり、AGS社と資生堂の協賛が得られたことで、日本文化紹介事業を日本企業、地方公共団体との「連携・協力」事業として実現することができました。今後、このような日本文化紹介事業が、貿易・投資促進等「経済」面での協力や両国間の「観光」促進等にもつながっていくことを期待しております。 今回の公演開催に当たっては、800人収容できる「芸術文化会館」を提供し、ほぼ満席の集客に尽力頂いたフィゲイラ・ダ・フォス市市長はじめ関係者、また、スペイン国王はじめ世界の要人が宿泊し、歴史的にも重要な意義を有する豪華な「パラッシオ・エストリル・ホテル」の会場を御提供頂いたアブバカール氏御夫妻、エストリル音楽祭総裁のナジ氏にも大変お世話になりました。 日本の「美」を際立たせるために協力頂いた資生堂、協賛企業のAGS社はじめ、お運びいただいた来場者の皆様や今回の公演にご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
●ラモス在ポルト日本国名誉総領事に対する旭日中授章の叙勲伝達式 6月18日、日本国大使公邸において、ジョゼ・レイス・ダ・シルヴァ・ラモス在ポルト日本国名誉総領事に対する旭日中授章の叙勲伝達式が行われ、私から表彰状及び勲章を伝達致しました。 ジョゼ・レイス・ダ・シルヴァ・ラモス名誉総領事のポルトガルとの相互理解と友好関係の促進に対する功績は、大使館便り7月号で詳しく述べていますが、ラモス名誉総領事のご経歴を改めて振り返ってみると、同名誉総領事の日本とポルトガルとの経済文化交流促進への御貢献に改めて感銘を受けた次第です。 この叙勲によって、ラモス名誉総領事の功績が顕彰され、日本との関係が更に強化されることが期待されています。 今後とも我が国とポルトガルとの相互理解と友好関係の促進に功績のあった日本人、ポルトガル人の功績を顕彰することを通して日本とポルトガル引いてはCPLP(ポルトガル語圏諸国共同体)各国との友好・親善関係の強化を図って行きたいと考えております。
暑い日が続いておりますが、皆様におかれましては、御自愛の上、引き続き御健勝にて御活躍頂きますようお願い申し上げます。
2.政治・経済関係
(1)カヴァコ・シルヴァ大統領による共和国議会選挙投票日の発表 7月22日、カヴァコ・シルヴァ大統領は記者会見にて、任期満了に伴う共和国議会選挙を10月4日に実施する旨発表しました。また同大統領は、投票日の発表の際に、過去4年間緊縮財政によってもたらされた国民への犠牲に言及し、未だ多くの課題が残っており、福祉の向上を図るためにも政治的安定が不可欠で次期政権が国会内で過半数を獲得することが望ましい旨強調しました。
(2)2011年以降償還期間が最長の長期国債の発行 7月22日、ポルトガル国庫公債管理庁(IGCP)は、5年物及び22年物長期国債の入札を実施し、発行予定額(合わせて10〜12.5億ユーロ)を上回る15億ユーロを調達しました。落札平均利回りは5年物が1.4232%、22年物が3.5341%でした。 なお、22年物長期国債は、2011年の財政支援要請後に発行された国債としては償還期間が最も長いものとなります。
(3)ポルトガル国鉄貨物部門の民営化 7月23日、セルジオ・モンテイロ経済省インフラ・運輸・通信担当福大臣は、トロイカの調整プログラムで合意された民営化事業の一環として、ポルトガル国鉄(CP)貨物部門をスイスに本社を持つ海運会社MSC(Mediterranean Shipping Company)の鉄道部門に5300万ユーロで売却する旨発表しました。
3.広報・文化関係
(イベント) (1)「平和への祈り―ポルトガル・日本現代美術展」 第二次世界大戦終戦及び長崎・広島両市被爆70周年を記念して、長崎・ポルト両姉妹都市の複数の会場において、両国の芸術家と子供たちによる標記イベントが以下のとおり開催されます。
【長崎展】 ・ナガサキピースミュージアム 日時:8月1日(土)〜8月30日(日) 9:30〜17:30(月曜休館) 住所:長崎県長崎市松が枝町7−15 プログラム: オープニング8月4日(火) 両国作家それぞれ8名ずつの平面、立体作品展 長崎・ポルト両市の児童画100点展示 来崎ポルトガル人作家によるポルト市紹介レクチャー、トーク
・長崎原爆資料館 日時:8月2日(日)〜8月5日(水) 8:30〜18:00 ※2日(日)は11:00〜18:00、5日(水)は8:30〜〜17:00 住所:長崎県長崎市平野町7−8 プログラム: 長崎・ポルト両市の児童画400点展示 ポルトガル人作家の作品8点展示
・長崎県美術館 運河ギャラリー 日時:8月4日(火)〜8月9日(日) 10:00〜20:00 住所:長崎県長崎市出島町2−1 プログラム: ポルトガル人作家Vítor Espalda個展
・南山手美術館 日時:8月1日(土)〜8月15日(土) 10:00〜17:30 ※15日(土)は17:00まで 住所:長崎県長崎市南山手町4-3 南山手8番館内 プログラム: ポルトガル人作家8名、日本人作家5名の小品展
【ポルト展】 ・Casa Museu Guerra Junqueiro 日時:9月24日(木)〜10月31日(土) 住所:R. de Dom Hugo 32, 4050-305 Porto プログラム: オープニング9月24日(木) 両国作家それぞれ8名ずつの平面、立体作品展 長崎・ポルト両市の児童画500点展示 山本早苗による水墨画ワークショップ(9月25日(金)) お問い合わせ:museuguerrajunqueiro@cm-porto.pt / (+351) 222 003 689(Tel.) / (+351) 222 086 029(Fax)
・Esteta Galeria 日時:9月26日(土)〜10月24日(土) 住所:Rua Sousa Viterbo, 28, 1o, 4050-593 Porto プログラム: オープニング9月26日(土) 山本早苗個展 URL:https://www.facebook.com/pages/Esteta-Galeria-de-Arte/193587264144944
(報告) (2)ポルト大学「ユニヴァーシティJr.」における講演 ポルト大学における小中高校生向け夏期講習「ユニヴァーシティJr.」日本語コースの本年度プログラムの一環として、7月2日、日本文化についての講演会が実施され、当館広報文化班の小長谷書記官が「日本文化とその多様性」をテーマに講演を行いました。参加いただいた学生の皆さんは日本に対して強い興味を抱いており、引き続き日本文化や日本そのものへの関心を維持してくれることを期待しています。
(3)鈴木猛利書家による書道ワークショップ 7月3日、当館多目的ルームにて、書家の鈴木猛利先生をお迎えし、3セッションにわたり書道ワークショップを実施しました。 ワークショップでは、まず鈴木書家より、正しい姿勢、筆の持ち方、筆の運び方に関する説明があり、「心」という文字にて筆遣いに慣れることから始まり、その後、受講者は各人が選んだ好きな文字、言葉を練習し、色紙に清書しました。。 最後に、先生が持参された印を押して、見事作品が完成!どの作品もそれぞれ個性があり、2度と同じものはできない素晴らしい仕上がりでした。参加者が「見る人、書く人の感情、感じ方により文字の表情は異なる」という書の面白さを感じられる時間となったのではないでしょうか。 今回ワークショップに参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
(4)美ジャポン ポルトガル公演「Beyond KIMONO 2015」 7月19日(日)、フィゲイラ・ダ・フォス市にて、美ジャポン、フィゲイラ・ダ・フォス市、当館共催、並びに資生堂、AGS社協賛により、美ジャポン公演「Beyond KIMONO 2015」が開催されました。また,翌20日(月)には、エストリル・リスボン音楽祭の一環として、パラッシオ・エストリル・ホテルでの公演が行われました。 公演では、映像と音楽に乗せ、着物ドレスデザイナーである小林栄子代表が作り出した衣装を身にまとったモデルやダンサーが舞台上で美の競演を繰り広げ、観客の目を魅了していました。 また、美しい着物ドレスはもちろん、尺八や琴、和太鼓が奏でる音楽やソードアーティストによる殺陣のパフォーマンスが盛り込まれ、まさに日本文化が凝縮されたひとときとなりました。 足をお運びいただいた来場者の皆様や今回の公演にご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
(お知らせ) (5)キヤノン・ヨーロッパ財団の研究奨学金 キヤノン・ヨーロッパ財団は、あらゆる研究分野を対象とした修士号あるいは博士号取得者向け研究奨学金を支給します。詳しくは、下記までお問い合わせ下さい。
願書提出締め切り:9月15日(火) 問い合わせ先:foundation@canon-europe.com
(6)広報文化班からのお知らせ 今後、当館主(共)催による日本関連イベント開催に当たり、大使館便りに加えてEメールによる招待状やイベント情報の送付を希望される方は、こちらまでご連絡下さい。
4.領事関係
(1)在留届に関するお願い 近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込ま れるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を基に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。 当館でも、皆様に提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険 情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。 このため、ポルトガル国内での転居、日本への帰国、他国への転出等、在留届の届け出事項 に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡下さい。 また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」 がおられましたら、届出を行うようご案内下さい。
(2)当館領事業務へのご意見募集 当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですので、ご意見・ご要望等があればお気軽に下記領事班あてにE-mailにてご連絡下さい。
在ポルトガル日本国大使館(領事班) (EMBAIXADA DO JAPÃO)
住 所:Avenida da Liberdade、245-6 1269-033 Lisboa T E L:21-311-0560 F A X:21-354-3975 E−mail:consular@lb.mofa.go.jp
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