大使館TOP領事情報>大使館便り(第152号)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

平成27年 11月 4日
在ポルトガル日本国大使館

 

 

 《  目  次  》

 

1.東博史大使からのメッセージ

 

2.表彰関係

 (1)オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式の実施(報告)

 

3.政治・経済関係

 (1)共和国議会選挙の実施

 (2)10年物及び22年物長期国債の発行

 (3)ソクラテス前首相の釈放

 (4)共和国議会新議長の選出

 (5)ポルトガル商工会議所主催「対日輸出・投資セミナー」の開催

 

4.広報・文化関係

【イベント】

 (1)鈴木仁篤&Rossana Torres氏によるドキュメンタリー作品「Cordao Verde」の上映

 (2)ピアニスト天平のコンサートPiano Solo

 (3)中井友弥による琴のソロコンサート

【報告】

 (4)第3回ポルトガル日本語弁論大会の開催

 (5)IberanimeOPO 2015における日本文化紹介

【お知らせ】

 (6)平成28年度国際交流基金公募プログラム

 (7)広報文化班からのお知らせ

 

5.領事関係

 (1)在留届けに関するお願い

 (2)当館領事業務へのご意見募集

 

 

 

1.東博史大使からのメッセージ

 

 秋もたけなわの今日この頃、皆様におかれましては、御健勝にて御活躍のこととお慶び申し上げます。

 ポルトガルでは、10月4日に総選挙が行われ、連立与党(PSD,CDS/PP)が勝利し、10月30日には、コェーリョ首相による連立与党内閣が発足しました。他方、連立与党は国会で第一勢力ではあるものの過半数には届いていないため、11月10日前後に同内閣が国会に提出する「政府プログラム」が採択されるか否かに注目が集まっています。

 この様な中ではありますが、今月号では、最近の9月、10月の二国間関係強化の動きとして、「日本国食品安全委員会とポルトガル共和国経済食品安全庁との間の協力覚書の調印式」、「第一回グローバル・寿司・チャレンジの開催」、「オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式の実施」、「ポルトガル商工会議所主催 日本への輸出・投資セミナーの開催」、「日本人会主催政治・経済勉強会 (東大使講演会)」について御紹介したく存じます。

 

●日本国食品安全委員会とポルトガル共和国経済食品安全庁との間で協力覚書の調印式

 9月17日、日本国食品安全委員会とポルトガル共和国経済食品安全庁との間で協力覚書の調印式が、リスボンの経済省にて実施されました。この調印式に、レオナルド・マティアス経済省副大臣とともに私も同席致しました。

 本件は、昨年5月、安倍総理のポルトガル訪問の際に、「共同声明」の中で「食品、農産物、畜産品分野での協力」が盛り込まれたのに続き、本年3月のコェーリョ首相訪日の際の共同声明の進捗に関する「ファクトシート」の中で言及された、「食品安全の分野におけるリスク評価機関間の協力」の具体化の原点と位置づけられるものです。

 「食品安全の分野」における両国のリスク評価機関間の協力が進展すれば、将来的には、農産物を初めとする「食品」の両国間の貿易の促進、引いては「食品」関連分野における投資促進にもつながることを期待しております。

 

●第一回グローバル・寿司・チャレンジの開催

 9月16日から18日まで、リスボンにおいて、「グローバル・寿司・チャレンジ」が開催されました。

 「グローバル・寿司・チャレンジ実行委員会」(構成団体:一般社団法人国際すし知識認証協会ノルウェー水産物審議会)主催で、日本から国際すし知識認証協会の2名の寿司職人をお迎えして、16-17日、ポルトガルの寿司シェフに対する「寿司セミナー」、18日には、寿司シェフのコンクールが行われ、私も「寿司セミナー」の冒頭で挨拶すると共に、寿司シェフのコンクールの審査員のひとりとして参加致しました。

 日本の伝統食である寿司は、今や各国の食文化と融合し、世界中の人々に親しまれています。他方、寿司作りに必要な優れた技術と衛生管理技術の普及が喫緊の課題となっています。 このため、寿司の伝統と技術、そして衛生管理の知識普及に努める「国際すし知識認証協会」とノルウェー水産業界のマーケティング組織である「ノルウェー水産物審議会」の2団体は、世界中の寿司シェフの知識・技術の向上を目的として「グローバル・寿司・チャレンジ2015」を開催することになり、ポルトガルも開催国のひとつになりました。

 寿司シェフ・コンクールの予選大会は、米国、韓国、シンガポール、台湾、インドネシア、ドイツ、日本、ポーランド、ポルトガル、スペイン、英国、スェーデン、ノルウェー、フランスの14カ国で開催され、11月25日に東京で決勝大会が開催される予定とのことです。 ポルトガルでは、「寿司セミナー」に約30名の寿司シェフが参加しました。 同セミナーでは、寿司の歴史をはじめ「生魚」の扱いをはじめとして衛生管理技術に重点をおいた講義が実施され、同セミナーの最後に「試験」が実施され合格した寿司シエフには、「認定証」が授与されました。

 また、寿司シェフのコンクールでは、江戸前すしの調理に関する知識・技能の実演30ポイント及び創作すしの実演70ポイントで行われました。

 審査基準としては、調理および盛りつけの手際、味や全体のバランスに加えて、盛りつけ方法、ネタの切り方・握り方、切断面の美しさ、シャリのまとまり、それぞれの食材のバランス、旨みの引き出し方に加えて、手を洗う、手酢をつける等作業の「衛生管理」、包丁の置き方や「ねた」の整理整頓、後片付け等にも留意されており、審査基準にも「日本文化」の素晴らしさが反映されていると感じました。

 この寿司シェフのコンクールには、12名のシェフが参加しましたが、私から見ていずれもレベルが高く誰が「優勝」してもおかしくないレベルと感じました。

 国際すし知識認証協会から来られた2名の寿司シェフも「ポルトガルの寿司シェフのレベルは非常に高い」とのお墨付きを頂きました。 皆様も御存知のとおり、ポルトガルでも寿司ブームが起こっており、寿司をはじめとする日本料理店と称する店が増えていますが、中には「本当に寿司の技術を学んでいるのか疑問符のつくような」店もあり、「食中毒」事件でも起これば「和食」のイメージダウンにもつながりかねないと心配していましたが、今回の寿司セミナー、コンクールを通して、ポルトガルの寿司シェフに、寿司の伝統と技術、そして衛生管理の知識を伝授頂いたことは、ユネスコの世界遺産にも認定された「和食」文化の普及に大きく貢献するものであると感じました。

 今回は「第一回」の「グローバル・寿司・チャレンジ」であり、明年以降も実施予定とのことであり、ポルトガルにおいても、今後も更に「真正」の寿司シェフが多く誕生することを期待致したく存じます。

 

●オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式の実施

 10月20日,大使公邸に於いて,オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式が行われ,私から,同財団のモンジャルディーノ会長に表彰状を伝達いたしました。

 (同伝達式の模様、詳細については、今月号の「大使館だより」を御覧下さい。)

 

 伝達式には、モンジャルディーノ・オリエント財団会長,バレット・シャビエル文化担当副大臣,マルティーニョ外務次官,ガマ元国会議長,アマード元外務大臣、フェラース前駐日ボルトガル大使ら錚々たる政治家、文化人が出席しました。いずれの出席者からもポルトガルにおける日本文化に対する関心の高まり及び日本文化紹介の重要性について言及がありました。今後ともオリエント財団はじめポルトガルの各文化団体と協力して日本文化紹介事業を推進するとともに、各団体を「顕彰」していきたく存じます。

 

●ポルトガル商工会議所主催「対日輸出・投資セミナー」の開催

 10月29日、ポルトガル商工会議所主催「対日輸出・投資セミナー」が実施され、私も参加いたしました。

 同セミナーでは、ブルーノ・ボボーヌ・ポルトガル商工会議所会頭及び私から、開会あいさつを行ったのち、歴史家のジャイメ・ノゲイラ・ピント氏から日本とポルトガルの歴史的関係の説明、その後池森ジェトロパリ事務所長から日本経済の現状と展望及び日本への「直接投資」の魅力についてプレゼンテーションが行われました。

 そして、ベッサ・ポルトガル・日本商工会議所会頭から日・ポ経済関係及びポルトガル企業に とっての日本への進出の秘訣、魅力等についてプレゼンが行われました。

 その後、日本との貿易に経験を有するポルトガル企業及び今後日本に投資・進出するポルトガル企業の代表によるラウンドテーブル及び質疑応答が行われました。

 私は、開会あいさつの中で、「日・ポ間には、鉄砲伝来以来の470年以上の関係がある上に昨年、本年の2年間の間に両国首相の歴史的な相互訪問が実現し、これにより両国関係は、政治・経済・文化等あらゆる分野で関係の緊密化が進んでいる。特に、貿易投資関係について、JETROとAICEPの間で協力強化の覚書が締結されている。更に、昨年、日本がポルトガル語圏諸国共同体にオブザーバー加盟したことから、両国企業が、アンゴラ、モザンビーク等CPLP諸国をはじめとしてEU諸国、アジア諸国等第三国における協力の可能性が広がっている、このセミナーを契機として、両国間の貿易投資の促進につながることを期待している」と述べました。

 「ラウンドテーブル」では、日本進出にあたっては、日本文化の理解が不可欠であり、「納期を守る」「品質の重視」「パッケージング」のデザインの重視等に配慮するとともに「信頼の確立」が最重要であるとの点が指摘されました。また、日本企業との新たな関係確立や新規事業の立ち上げには比較的時間はかかるが、一旦「信頼関係」が確立すれば長期的な関係を保つことができる。等が指摘されました。

 更に、ポルトガルの産品を日本で販売するに当たっての問題点について議論。日本では、1543年の鉄砲伝来の事実をはじめ「ポルトガル」の国名や歴史的な関係についてはすべての日本人が知っているが、ポルトガルの産品はほとんど知られておらず、ポルトガル産のワイン、オリーブオイル、イベリコ豚、トマト等が世界レベルでも高品質で価格も安いという点を日本国民に知らせていくことが最重要との指摘が行われました。

 このように、同セミナーでは、今後の日・ポ間の貿易投資促進について有益な指摘・アイデアが示され、今後もこのような意見交換の場を設けていくべきだと感じました。

 

●日本人会政治・経済勉強会(東大使講演会)

 10月30日、ポルトガル日本人会政治・経済勉強会が開催され、私は、「最近の日本・ポルトガル関係とポルトガル政治情勢」と題して講演いたしました。同講演会には日本人会・法人会員、個人会員等20名が出席しました。

 同講演で、私は、「日・ポ間には、鉄砲伝来以来の470年以上にわたる日本ポルトガルの交流の歴史として、天正遣欧少年使節団の果たした役割に言及するとともに、昨年、本年の2年間に両国首相の歴史的な相互訪問が実現し、これにより両国関係は、政治・経済・文化等あらゆる分野で関係の緊密化が進んでいる。特に、貿易投資関係について、JETROとAICEPの間で協力強化の覚書が締結されている。今後期待される二国間の協力分野の例として。イノベーション分野、グリーン・エネルギー分野、海洋(ブルー)分野、防災分野について説明。更に、昨年、日本がポルトガル語圏諸国共同体にオブザーバー加盟したことから、両国企業が、アンゴラ、モザンビーク等CPLP諸国をはじめとしてEU諸国、アジア諸国等第三国における協力の可能性が広がっている」旨述べました。

 また、最近のポルトガルの政治情勢について、10月4日の総選挙の結果と新政権の課題、今後想定されるシナリオについて見通しを説明しました。

 

 

 11月に入り、このメッセージの冒頭でも言及しましたとおり、「ポルトガルの政治情勢の推移」に注目する必要があり、その進展の状況を皆様にお知らせするように努める所存です。他方、このような状況の中にあっても、ここ2年間に、安倍総理のポルトガル訪問とコェーリョ首相訪日という両国首相の相互訪問によっに生じた両国関係の飛躍的拡大のモメンタムを維持しつつ両国関係の拡大に努めたく存じますので、引き続き皆様の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 季節の変わり目でもあり、皆様におかれましては、御自愛の上御活躍頂きますようお祈り申し上げます。

 

 

2.表彰関係

 

(1)オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式の実施(報告)

 10月20日,12時より,日本国大使公邸に於いて,オリエント財団に対する外務大臣表彰伝達式が行われ,東博史在ポルトガル日本国大使より,同財団のモンジャルディーノ会長に表彰状が伝達されました。

 外務大臣表彰は,日本と諸外国の相互理解の促進等で,長年にわたる貢献をした個人または団体に与えられるものです。

 伝達式には、モンジャルディーノ・オリエント財団会長,バレット・シャビエル文化担当副大臣,マルティーニョ外務次官,ガマ元国会議長,アマード元外務大臣らが出席しました。

 オリエント財団は1988年に創立以来,27年間に亘り、ポルトガルを代表する文化財団として,教育,芸術,科学,社会,慈善活動を通じたアジア諸国との交流促進に取り組んできました。また奨学金制度を通じ,アジア研究を中心とする研究者の育成や国際的な人的交流を促進,日本研究に従事するポルトガル人研究者に対する奨学金の提供やポルトガルでの会議に参加する日本人研究者への助成を通じて,両国学術交流を積極的に支援してきました。また日本の大学に対するポルトガル語の書籍寄贈や日本関連書籍の出版助成の実績も数多く,姉妹都市間の青少年交流やスポーツ団体の国際大会参加助成といった人的交流に対する支援も行っています。

 更には展示会や音楽公演,国際会議の企画,実施を通じて日本文化の紹介,普及にも尽力し,オリエント博物館の設立以降は,当館が実施した2010年の「日葡修好150周年」の際の能や和太鼓公演,2013年の日本画家の巨匠,宮廻正明・国際巡回展「Tourbillon」の実施等大型文化事業に対する支援も行ってきました。

 オリエント財団が保有する17,18世紀の日本の屏風,南蛮美術といった貴重なコレクションの数々は,ポルトガルと日本との歩みを感じさせる重要な史料となっています。

 

 

 

3.政治・経済関係

 

(1)共和国議会選挙の実施

 4日,任期満了に伴う共和国議会選挙が実施され(投票率55.86%),緊縮政策と構造改革継続の意向を示した連立与党(社会民主党(PSD)・民衆党(CDS/PP)の連立)が107議席を獲得,議会の第一勢力となりました。これを受けてカヴァコ・シルヴァ大統領は,議席を獲得した各党と協議を行ったのち,22日に,最大議席数を獲得したPSDのパッソス・コエーリョ現首相を次期首相として指名しました。

 今回の総選挙で議会での過半数を獲得するに至らなかったPSDは,安定した議会運営のため,PSとの合意を取り付けようと試みましたが交渉はまとまらず,反対にPSは左翼連合(BE)及びポルトガル共産党(PCP)と共同して連立与党の提示する政策プログラムを否決する意向を見せているため,今後の動向が注目されています。

 

(2)10年物及び22年物長期国債の発行

 10月14日、ポルトガル国庫公債管理庁(IGCP)は、10年物及び22年物長期国債の入札を実施し、発行予定額(合わせて10〜12.5億ユーロ)を上回る13億ユーロを調達しました。落札平均利回りは10年物が2.3975%、22年物が3.2336%でした。

 なお、2011年の財政支援要請後に発行された国債として償還期間が最も長いものとなる22年物長期国債は、前回7月の発行に続き、2度目となります。

 

(3)ソクラテス前首相の釈放

 16日,検察庁は,昨年11月に汚職,脱税,資金洗浄の容疑により逮捕され,エヴォラ拘置所での予防拘禁措置を受けた後本年9月4日から自宅拘禁下に置かれていたソクラテス前首相を,捜査が妨害される可能性が低くなったこと,十分な証拠が出揃ったことを踏まえ釈放する旨発表しました。ソクラテス前首相は釈放後も引き続き,国外への渡航,関係者との接触を禁止されています。

 

(4)共和国議会新議長の選出

 23日,総選挙後初めて招集された議会にて議長選挙が行われ,社会党(PS),左翼連合(BE),共産党(PSP)の支持のもと,PSのフェロ・ロドリゲス議員が新議長として選出されました。ポルトガル共和国議会では,従来総選挙で最大の議席数を獲得した政党から議長が選出されることが慣例となっていましたが,今回初めて第二党から議長が選出されることとなりました。

 

(5)ポルトガル商工会議所主催「対日輸出・投資セミナー」の開催

 10月29日、ポルトガル商工会議所にて対日輸出・投資セミナーが開催され、本セミナーに出席した東大使、池森啓雄JETROパリ事務所長から、最近の日本・ポルトガル関係の説明、日本市場の魅力等に関するプレゼンテーションが行われました。

 また、50を超えるポルトガル企業・団体等が参加した本セミナーでは、実際に日本への輸出・投資を行っている企業家による日本でのビジネス体験を通じて得た教訓、日本のビジネス習慣の特徴等が紹介された後、活発な質疑応答も行われ、日本市場への関心の高さがうかがえました。

 

 

4.広報・文化関係

 

(イベント)

(1)鈴木仁篤&Rossana Torres氏によるドキュメンタリー作品「Cordão Verde」の上映

 ポルトガル在住の映像作家,鈴木仁篤氏とRossana Torres氏によるドキュメンタリー作品「Cordão Verde」(邦題『丘陵地帯』)が以下の通り上映されます。詳しくは,下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:11月14日(土) 22:15〜

会場:Ateneu Comercial de Lisboa

住所:Rua das Portas de Santo Antão no 110, Lisboa

お問い合わせ:festivalimigrarte@gmail.com

URL:http://www.festival-imigrarte.com/programacao2015/

 

 

 

(2)ピアニスト天平コンサート“Piano Solo”

 11月15日(日),コンポーザー&ピアニスト天平によるソロコンサート“Piano Solo”が以下のとおり開催されます。クラシック,ジャズ,プログレッシブロックなどをミックスした21世紀のピアノ音楽で,紀伊半島の組曲,世界遺産の熊野古道のテーマ曲,印象派モネの軌跡を辿った組曲等を演奏します。詳細は,下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:11月15日(日) 17:00〜

会場:オリエント博物館

住所:Avenida Brasília,Doca de Alcântara (Norte),1350-352 Lisboa

お問い合わせ:info@foriente.pt / 21-358-5244

URL:http://www.museudooriente.pt/

 

 

 

(3)中井智弥による琴のソロコンサート

 11月20日(金),琴奏者の中井智弥によるソロコンサートが以下のとおり開催されます。音域の広い二十五絃箏を駆使して,ダイナミックかつ繊細に,伝統とモダンをミックスした演奏を行います。詳細は,下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:11月20日(金) 21:30〜

会場:カスカイス文化センター(Auditório do Centro Cultural de Cascais)

住所:Avenida Rei Humberto II de Itália, Cascais

お問い合わせ:cultural@lb.mofa.go.jp / 21-311-0560

 

 

 

(報告)

(4)第3回ポルトガル日本語弁論大会の開催

 10月18日(日),ポルト市立アルメイダ・ガレット図書館ホールにおいて,ポルトガル日本語教師連絡会議(日本語弁論大会実行委員会)主催により,第3回ポルトガル日本語弁論大会が開催されました。

 大会には初級9名,上級4名,特別クラス2名の計15名が参加し,日本語で,それぞれの視点から日本とのかかわりや日本への思いなどを盛り込んだ弁論を発表しました。

 当館からは佐野浩明参事官が審査員長として参加し,ポルトガルにおける日本語学習の着実な進展及び発表者の皆様が日本の幅広い分野に関心を持たれている点を,目の当たりにし嬉しく思うとともに,皆様こそが日本とポルトガルの友好関係の礎であり,是非引き続き一層日本語コミュニケーション力を高めていただきたい旨講評を行いました。

 本大会を主催した日本語弁論大会実行委員会の皆様方,並びにポルト市他共催団体のご協力に当館からも深く感謝申し上げるとともに,当国における日本語教育の更なる発展に向け,引き続き各団体のご協力をお願い申し上げます。

 

上級クラスで優勝したLeonor Lopesさん(右)と佐野審査員長 参加者全員で記念撮影

 

 

(5)Iberanime OPO 2015における日本文化紹介

 10月24及び25日,ゴンドマール(Gondomar)市多目的イベント会場において,アニメ,マンガ,コスプレ,ビデオゲーム他日本のポップカルチャーをテーマとしたイベント「IBERANIME OPO 2015」が開催されました。イベントでは,当館もブースを出展し,折り紙,習字,日本の伝統玩具,浴衣,簡単な日本語クラス等日本の伝統文化を中心とした文化紹介事業を行うとともに,国際交流基金の映画上映事業として6作品(「プランゼット」,「惑星大怪獣ネガドン」,「カクレンボ」,「科学忍者隊ガッチャマン」,「こまねこ」,「新SOS大東京探検隊」)の上映を行いました。2日間に亘るイベントは多くの日本文化愛好者で賑いました。

 

 

 

(お知らせ)

(7)平成28年度国際交流基金公募プログラム

 国際交流基金による平成28年度公募プログラムがアップデートされました。応募を希望される方は,下記サイトをご参照下さい。

 

http://www.jpf.go.jp/j/program/list.html

 

(8)広報文化班からのお知らせ

 今後、当館主(共)催による日本関連イベント開催に当たり、大使館便りに加えてEメールによる招待状やイベント情報の送付を希望される方は、こちらまでご連絡下さい。

 

 

4.領事関係

 

(1)在留届に関するお願い

 近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込ま れるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を基に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。

 当館でも、皆様に提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険 情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。

 このため、ポルトガル国内での転居日本への帰国他国への転出等、在留届の届け出事項 に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡下さい。

 また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」 がおられましたら、届出を行うようご案内下さい。

 

(2)当館領事業務へのご意見募集

 当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですので、ご意見・ご要望等があればお気軽に下記領事班あてにE-mailにてご連絡下さい。

 

 

在ポルトガル日本国大使館(領事班)

(EMBAIXADA DO JAPÃO)

 

住   所:Avenida da Liberdade、245-6 1269-033 Lisboa

T E L:21-311-0560

F A X:21-354-3975

E−mail:consular@lb.mofa.go.jp

 

 

 

 

 

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