大使館TOP領事情報>大使館便り(第121号)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成25年 4月 1日
在ポルトガル日本国大使館

 

1.四宮大使からのメッセージ

 

4月、先月から今月にかけても、晴天の合間に突然の雨に見舞われる日が続きました。この国では、春は雨が多い季節ですが、今年は例年をはるかに超えているようです。スペイン西部に源を発し、イベリア半島をほぼ横断してリスボンに達するテージョ川も、このところ水量が増しているのは、イベリア半島全体で雨が多いためでしょう。

 

この気候不順にも増して、ポルトガルの政治状況は、ここのところ波瀾万丈な季節を迎えています。緊縮策が続き、景気の悪化や失業の増加で国民生活はますます厳しい試練を受けています。昨年のGDP成長率はマイナス3.2%、1月の失業率は17.6%、頼みの綱の貿易収支も欧州経済などの悪化で輸出増の鈍化が見られました。

政府の見通しでは、明14年には景気の悪化に歯止めがかかり、翌15年にはプラス成長に転ずるとのことですが、国民の多くは緊縮策の必要性を理屈では理解しても、日々の生活に不満を募らせているのも現実です。

実際、先月初めには改めて全国規模の抗議デモがありました。また、リスボンなどの大都市では連日のように小規模なデモが見られ、公共交通機関も毎週のようにストをしています。ただし関係者によれば、地方の抗議行動では参加者がむしろ減少しているとのことです。これは、日刊紙「プブリコ」が「国を覆う絶望感」とまで表現した厳しい現状の裏返し、と見るべきなのかもしれません。

この苦境でも大きな社会的混乱は見られませんが、世論調査は野党の支持率が連立与党を大きく上回り、差が拡大していることを示しています。かかる国民の不満を背景に、社会党は先月末、ついに「内閣不信任案」を国会に上程しました。連立与党が過半数を占めていて、4月3日の採択では、否決されるのは予想されていたことです。しかし、与野党の関係が政策論争を超えて、政権の続否をかけた「政局」にまで至ったことは、政治状況の大きな転換になりました。またこれは、国の対外的な信用回復にも悪影響を与えかねず、これまでの苦しい努力に水を差す結果にもなりかねません。経済・財政の再建に向けた緊縮政策は、ここに来て大きな転機を迎えたと言えるでしょう。

4月第一週に起こった政治的激震は、これに止まりませんでした。

「不信任案」が否決された翌4日には、コエーリョ首相の右腕といわれ、学位の不正取得問題で批判を浴びながら閣内にとどまっていた有力閣僚が、突如辞任する事態が発生しました。閣僚の辞任は、この内閣で初めてです。辞任の理由について本人は明確な説明をしていませんが、政局の中での判断だったと見られます。

さらに翌5日には、本年度予算の支出削減措置の一部に対し、「憲法裁判所」は違憲の判決を下しました。「予算法」の条項のうち、(1)公務員、(2)臨時雇用の教員・研究員及び(3)年金生活者それぞれの「期末手当」2ヶ月分のうち1ヶ月分(年金は0.9ヶ月分)の減額措置は違憲、(4)雇用労働者に対する疾病休暇手当の5%減額と失業手当の6%減額も違憲、というものです。この判決により、最大約13億ユーロの財政削減が違憲にされたと見られます。

これらは、トロイカとの合意で本年の財政赤字目標(GDP比5.5%)を達成するための措置でした。加えて、政府はトロイカ合意により、4月中にも40億ユーロの「構造的財政支出削減策」を「中期予算計画」(4年間の予算方針を示す計画)に計上しなければなりません。今回の違憲判決は、これらについても政府の手を縛ることが予想され、他の削減方法が限られる中で、今後トロイカ合意を実施する上で深刻な影響を与えると見られます。現在、政府は補正予算の作業を行っていますが、臨時の措置として出張旅費や光熱費に至るまで経費の凍結を指示し、外務省も2週間はすべての海外出張を取りやめたということです。

違憲判決の内容が予想を上回ったこともあり、コエーリョ政権は辞任するのではないかとの憶測もでて、週末の臨時閣議と同首相の所信表明演説が注目されました。しかし、大統領からの政治的支持を確認したうえで、首相は政権を維持する旨の発表を行いました。今後、違憲判決の制約の中で、トロイカ合意に沿った緊縮政策や構造改革などの成長戦略の続行に、政府は苦労することでしょう。反対派の攻勢もさらに勢いを増すかもしれません。

このような政治の動きには、今後も目が離せません。

 

3月26日から29日まで、ポルタス外相は日本を公式訪問しました。2008年に当時の国会議長に同行して以来、2度目の訪日です。

3泊4日の限られた日程でしたが、岸田外相との会談と夕食会、茂木経産相との会談、日ポルトガル友好議員連盟との朝食会、衆議院外務委員長及び公明党代表との会談、経団連セミナーでの講演、経済界の方々との夕食会と昼食会、日ポルトガル友好協会との昼食会、マスコミのインタビュー、日本プレスクラブでの講演など、寸暇も惜しむような日程を精力的にこなし、多くの人々と対話をして頂きました。同行した農業省のヴィエラ副大臣も、農水相及び厚労省を訪問し、日本側の副大臣等と会談しました。

日程の合間にポルタス外相は同行した私に、「自分は、日本食や建築や映画、文学など、日本文化には若い頃から魅せられてきた。しかし、今回多くの日本人に接して、改めて日本人や日本の社会の立派さに感銘を受け続けた。自分は本当に日本が好きだ。」としみじみ語られました。これを聞きながら、わたしは今回の招待は成功だったと嬉しく感じました。同時に、一国の文化や社会の魅力が、外国との関係にも影響を与える現代の外交において、日本のソフトパワーの強さというものを改めて感じた次第です。

なお今回は、約20名ほどの企業関係者が同時に訪日しました。ポルトガル投資貿易振興庁(AICEP)などの手配で、多くの日本企業と接触する機会を持ち、ビジネスの面でも有意義な訪問となったとお聞きしています。

訪日の結果、フォローアップすべき案件も増えたので、引き続き戦略的な視点を持ちながら、両国関係の発展に努めたいと考えています。

 

最後に、先日当地日本人会が行った「お花見の会」にも触れたいと思います。リスボンから北東に約350キロの山岳地帯に、フンダオン市というサクランボの産地があることは以前もご紹介しました。春のこの時期、ここの山合では至るところ桜の花が咲き乱れます。今年は是非日本人会の活動として、ここに皆でお花見に行こうということで、日本人会の実行委員会のご尽力により、バスを仕立ててお花見に行きました。桜の下での宴会は、異国に住んでいることをしばし忘れさせる、懐かしい日本の風情でした。ご挨拶に来られた市の副市長さんや観光局の方々、宴会の場所を提供して下さったサクランボ農家の方も、桜の下での宴会を楽しんで下さいました。また、後片付けまできちっと行う日本的な作法にも、とても感心していました。我々にとっては当たり前の習慣が、国際標準から見て高いレベルにあるということを改めて実感し、日本の「ソフトパワー」に誇りを感じた次第です。

 

当地では気候の安定しない日がしばらく続きそうです。

時節柄、皆様にはご自愛の程をお祈り申し上げます。

 

 

 

2.大使館からのお知らせ

 

(1)政治・経済関係

 

【ポルタス外相の訪日】

 

(1)3月26日から29日まで、ポルタス外相が外務省賓客として訪日しました。同外相には、ヴィエイラ・イ・ブリット食糧・農業食品研究担当副大臣、フラスキーリョ・ポルトガル日本友好議員連盟会長、レイス・ポルトガル投資貿易振興庁(AICEP)長官等の政府関係者に加え、企業関係者18名も同行しました。

 

日本滞在中、同外相は岸田外務大臣との外相会談及び夕食会、茂木経済産業大臣ら政府関係者との会談、日本ポルトガル友好議員連盟(会長:谷垣法務大臣)、日本経済団体連合会、日本企業関係者、日本ポルトガル協会関係者との懇談、会食等を行いました。更に、日本記者クラブで記者会見を行いました。

 

本訪問についての詳細は外務省HPをご覧ください。

 

(2)また、本訪問について、ポルトガル政府は3月28日、「日本、ポルトガルへの投資を強化」との見出しで、発表文を公けにしました。それによれば、ポルタス外相は、三菱(ふそうポルトガル)によるトラック製造工場への追加投資(3700万ユーロ規模)について、当国中部アブランテス市郊外のトラマガル工場での雇用倍増が見込まれる旨述べました。また、同外相はトマト製造に関する合意文書に署名した他、豚肉と鶏肉の対日輸出も可能になるであろう、更に、今夏までに日本企業ミッションがポルトガルを訪問する意向であると述べました。

 

 

【ポルタス外相のインド訪問】

 

3月3〜7日、ポルタス外相はインドを訪問し、ポルトガル及びインド両企業家らに対して両国間の経済関係強化を呼びかけました(レイス・ポルトガル投資貿易振興庁(AICEP)長官、シャヴィエル文化担当副大臣、ポルトガル企業35社代表同行)。同外相は、6日にムンバイで開催された経済セミナー「国際化への道」の閉幕講演において、「ポルトガルは柔軟な労働法を有している」と述べ、インド大企業のタタ・グループ、ビルラ・グループ代表らに向け対ポルトガル直接投資を訴えました。また、「投資に適した経済環境を整えるため政府は努力中であり、本年は対ポルトガル投資を行う企業に対し、大幅な法人税引下げを検討している」と強調しました。

 

なお、ポルタス外相は最終日(8日)の日程を切上げ、故チャベス・ベネスエラ大統領の葬儀参列のため同国へ出発しました。

 

 

【米信用格付会社S&Pによるポルトガル長期国債格付け見通しの引上げ】

 

3月7日、S&P社はポルトガル長期国債格付けに係わる見通しを「ネガティブ」から「安定」へ引上げた旨発表しました。今次引上げの理由として、対ポルトガル融資の債権者であるEU各国がポルトガル政府の財政再建プログラム履行を引き続き支援すると発表したことに加え、短期的な財政再建と改革実行に向けた強固な意志を挙げています。また、同社は輸出の伸びが予想を上回るか、投資が大幅に回復した場合は格上げを行うと言及しました。しかし、現在取り組む財政再建が政治的に困難となり、更にEU各国がポルトガル政府の債務の支払期限延長に否定的な対応を取れば格下げもあり得ると指摘しました。

 

 

【トロイカ調査団による第7回定期審査の結果】

 

3月15日、ガスパール財務相は記者会見において、トロイカ調査団による第7回定期審査(2月25日〜3月14日実施)は成功裡に終了し、肯定的評価を得たと発表しました。但し、本審査で焦点となっていた構造的歳出削減策(40億ユーロ規模)の具体化については、4月の中期的予算計画書で明らかにすると述べ、第8回融資(20億ユーロ)は同計画書の公表後に実施される旨明らかにしました。また、欧州における景気後退の深刻化に伴い、財政赤字目標(対GDP比)に関して、本年は5.5%、2014年は4.0%、2015年は2.5%へ各々緩和されました。更に、ガスパール財務相は2012年の財政赤字について、空港公団の民営化による赤字補填がユーロスタット(EU統計局)から承認されなかったため6.6%へ膨らむと述べました。そして、失業率に関し、本年は18.2%、2014年は18.5%へと各々下方修正しました。最後に、ポルトガルの将来にとって財政規律が極めて重要であると指摘すると共に、今次定期審査の完了は財政再建プログラム終了に向けた第一歩を記すことになると付言しました。

 

本定期審査を経て発表された主なマクロ経済指標は下表の通りです。

 

 

  2012年

  2013年

  2014年

個人消費

▲ 5.6

▲ 3.5

0.1

公共消費

▲ 4.4

▲ 2.6

▲ 2.0

投資

▲ 14.5

▲ 7.6

2.5

輸出

3.3

0.8

4.4

輸入

▲ 6.9

▲ 3.9

3.1

GDP成長率

▲ 3.2

▲ 2.3

0.6

インフレ率

2.8

0.7

1.0

失業率

15.7

18.2

18.5

 

 

 

(実施報告)

 

 

【2013リスボン国際観光フェアへの参加】

 

日本国大使館は、2月27日から3月3日に開催された「リスボン国際観光フェア(BTL)」に「日本スペース」を出展し、来場者に対して日本に関する様々な観光情報の提供、折り紙や書道等の日本文化紹介、日本酒、日本茶、カステラ等の日本の食文化の紹介などを行いました。27日のオープニングにはサントス・ペレイラ経済大臣、ロシャ・ドゥ・マトスAIP(ポルトガル産業協会)会長も日本スペースを訪れ、藤村和広公使とともに酒樽の鏡割りを行いました。

 

 

 

オープニングの鏡割り
(右から藤村公使、ペレイラ経済大臣、
ロシャ・ドゥ・マトスAIP会長)

 

元留学生による日本観光案内

 
 

館員による日本観光PR

 

日本茶の試飲とカステラの試食

 

 

 

(2)広報・文化関係

 

(実施報告)

 

【小島千絵子氏による日本伝統舞踊ワークショップ・デモンストレーション】

 

2月28日、日・ポ交流470周年記念行事として、オリエント博物館において、小島千絵子文化庁文化交流使(世界的に著名な太鼓グループ「鼓童」の舞踊家)による日本伝統舞踊ワークショップ・デモンストレーションが行われました。ワークショップでは、参加者が実際に舞台に上がり日本の伝統的舞踊を実際に踊ってみるなどして、日本文化を身体で体験できる貴重な機会となりました。

 

 

 

 

 

【“Winter Garden”−現代日本アート展−のオープニング】

 

3月1日、Casino de Sintra(シントラ現代美術館)において、日・ポ交流470周年記念行事として、日本の14名の若手芸術家による現代日本アート展"Winter Garden"のオープニングが開催されました。オープニングでは、セアラ・シントラ市長、四宮信隆駐ポルトガル大使他関係者列席のもと、小島千絵子文化交流使とファド歌手カティア・ゲレイロによる日本伝統舞踊とファドの競演が行われました(こちらのサイトにて動画がごらん頂けます)。

 

 

 

 
 
 

 

 

【ルミアール高校における日本紹介事業】

 

3月6日、日本大使館の近藤書記官がリスボン市ルミアール高校を訪問し、約90名の生徒たちを前に、歴史・地理・社会・伝統文化・ポップカルチャーなど様々な側面から日本紹介を行いました。生徒たちは、話に熱心に聞き入り、また多くの質問も出る等、遠く離れた東洋の国日本に、大いに興味をかき立てられた様子でした。

 

 

 

 

 

【棚田&ごはん講座】

 

3月14、15日、リスボン観光ホテル専門学校及びショールーム「Desenhabitado」において、ごはんソムリエの飯田貞広氏による「棚田&ごはん講座」が開催されました。講座では、お米の美味しい炊き方とともに、日本の風土における棚田の持つ役割についての説明があり、その後参加者は棚田でとれた美味しいご飯を試食して、日本食の基本である美味しいご飯を五感を通して味わいました。

 

 

 
 
 

 

 

 

(お知らせ)

 

【彫刻展-枯山水-】

 

元日本政府留学生Mário Lopes氏による標記彫刻作品展が以下の通り開催されます。詳細は、下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:3月30日〜9月29日

会場:バターリャ修道院中庭

住所:Lg. Infante D. Henrique, Batalha

お問い合わせ:mosteiro.batalha@igespar.pt, Tel:244765497

お問い合わせ:mosteiro.batalha@igespar.pt / 24 476 54 97

URL:http://www.mosteirobatalha.pt

 

 

 

 

【写真展「日本の景色-春と秋-」及びアズレージョ展示】

 

ポルトガル在住の山菅志保子氏による写真展「日本の景色-春と秋-」及びアズレージョ展示が以下の通り開催されます。詳細は、下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:4月10日〜27日の水〜土曜日 16:00〜20:00

     ※10日(水)オープニングは18:30〜

会場:Espaço Cultural Das Mercês

住所:Rua Cecílio de Sousa, n°94 Lisboa

お問い合わせ:91 965 03 81

 

 

 

 

【ワークショップ「伝統的な折り紙」】

 

オリエント博物館において、下記の通り標記ワークショップが開催されます。熨斗・雄蝶・雌蝶など、日本で古くから行われてきた折り方を体験します。

 

日時:4月11日(木)〜23日

会場:オリエント博物館

住所:Av. Brasília - Doca de Alcântara (Norte), Lisboa

お問い合わせ:info@foriente.pt / 213 585 200(オリエント博物館)

URL:オリエント博物館サイト

 

 

 

 

【ポップカルチャーイベント「イベロアニメ2013」】

 

アニメ・マンガ、コスプレ、ビデオゲームその他日本のポップカルチャーをテーマとした「Iberanime 2013」が以下の通り開催されます。日本大使館も生け花・折り紙・書道ほか各種日本文化の紹介を行います。詳細については下記URLをご参照下さい。

 

日時:4月13日(土)〜14日(日)

会場:アトランティコホール(Pavilhão Atlântico)

住所:Sala Tejo, Rossio dos Olivais, Lt 2.13.01A, Lisboa

URL:http://www.iberanime.com/2013/

 

 

 

 

【「水引」ワークショップ】

 

日本の伝統的和紙装飾である「水引」のワークショップが、オリエント博物館において以下の通り開催されます。詳細については下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:5月2日(木)

会場:オリエント博物館

住所:Av. Brasília - Doca de Alcântara (Norte), Lisboa

問い合わせ:info@foriente.pt / 213 585 200(オリエント博物館)

URL:オリエント博物館サイト

 

 

 

 

【HARUHI-2013-】

 

アニメ・コスプレ・音楽・折り紙など様々な日本文化をテーマにした表記イベントが、以下の通り開催されます。詳細については下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:5月4日(土)

会場:Escola Secundária Inés de Castro

住所:Rua Quinta do Fojo, Vila Nova de Gaia

お問い合わせ:227 727 200 / info@esic.pt

URL:http://www.esic.pt

 

 

【折り紙ワークショップ】

 

オリエント博物館において、以下の通り折り紙ワークショップが開催されます。本ワークショップでは、箱・容器他についての折り方を学びます。詳細は下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:5月14日(火)

会場:オリエント博物館

住所:Av. Brasília - Doca de Alcântara (Norte), Lisboa

お問い合わせ:info@foriente.pt / 213 585 200(オリエント博物館)

URL:オリエント博物館サイト

 

 

 

 

【「日本祭り」の開催】

 

ベレン地区の日本公園において、下記の通り日本文化紹介イベント第3回「日本祭り(Festa do Japão)」が開催されます。和太鼓及び伝統芸能グループの公演、生け花、折り紙、書道、コスプレ、武道演武、日本食文化紹介他様々な催しが予定されています。詳細については、下記までお問い合わせ下さい。

 

日時:6月15(土)

会場:日本公園(Jardim do Japão)

住所:ベレン地区、Museu de Arte Popular隣

入場料:無料

お問い合わせ先:213 110 560 / cultural@lb.mofa.go.jp(大使館広報文化班)

 

 

昨年の第2回「日本祭り」の模様

 

 

【観光庁主催「魅力ある日本のおみやげコンテスト2013」審査結果の発表】

 

平成25年2月22日(金)、観光庁が主催する「魅力ある日本のおみやげコンテスト2013」の最終審査会が開催され、応募総数636品目の中から「雲竜和紙ランプ」<広瀬創作工芸、京都府>がグランプリに輝きました。詳しくは、観光庁サイトをご覧下さい。

 

 

【2013年「リスボンフェスティバル」デザインコンテスト優秀作品に日本人芸術家の作品が選ばれました】

 

鰯をモチーフとした2013年「リスボン祭」デザインコンテストにおいて、当地在住の芸術家福田雄一氏の作品が、53ヶ国、6446件の応募作品の中から優秀作品の一つに選ばれました。作品は、6月中、リスボン市内の様々な場所に掲揚されます。詳しくは、リスボン市のサイトをご参照下さい。

 

 

【2013年-日本・ポルトガル交流470周年】

 

2013年は、日本とポルトガルが、1543年の種子島における鉄砲伝来を契機に交流を開始してから470周年に当たります。ご承知の通り、ポルトガルは日本と最も長い交流の歴史を有するヨーロッパの国であり、この470年にわたる両国の友好の絆を未来へ向けて一層強化し発展させるべく、2013年年間を通じ、日ポ両国において様々な記念事業等が行われます。

 

当館では、交流470周年に向けて、「イベントカレンダー」、「イベントのご登録」をはじめとする470周年関連情報用サイトを開設しています。随時更新して参りますので、ぜひご参照の上、皆様の幅広いご参加・ご登録、並びにご支援を賜れればと思います。また、日本・ポルトガル交流470周年ロゴマークを作成しておりますので、併せご紹介いたします。ロゴマークの使用規定につきましても下記の日本・ポルトガル交流470周年関連情報用サイトを御覧下さい。

 

 

日本・ポルトガル交流470周年ロゴマーク

 

 

(3)領事関係:お願い

 

【補欠選挙に伴う在外選挙の実施について】

 

参議院山口県選出議員の補欠選挙に伴う在外選挙を4月13日(土)に行います。補欠選挙に伴う在外選挙の概要は、こちらをごらんください。

 

 

【E-mail登録のお願い】

 

インターネットを閲覧することができる方で、まだ当館にE-mailアドレスを登録されていない方は、是非E-mailアドレスをご登録下さい。

E-mailを登録していただきますと、大使館便りをE-mailで受け取ることができるほか、イベントの告知や緊急情報等、大使館からの様々なお知らせもE-mailにてお受取りになれますので、E-mailアドレスの登録をお奨めします。

 

 

【在留届に関するお願い】

 

近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込まれるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を基に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。

当館でも、皆様に提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。

 

このため、ポルトガル国内での転居、日本への帰国、他国への転出等、在留届の届け出事項に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡ください。

 

また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」がおられましたら、届出を行うようご案内ください。

 

 

 

(4)その他

 

【メールアドレスの変更】

 

この度、当館のメールアドレスが下記のとおり変更となりましたのでお知らせいたします。

 

 広報文化班 cultural@lb.mofa.go.jp / 領事班 consular@lb.mpfa.go.jp

 経済班 economia@lb.mofa.go.jp

 

 

【当館領事業務へのご意見募集】

 

当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですので、ご意見・ご要望等があればお気軽に領事班にご連絡ください。