ティアゴ・サルゲイロ氏に対する令和7年度外務大臣表彰授与式の実施

令和7年11月6日
出席者との集合写真
表彰の様子
 11月4日、日本国大使公邸において、ティアゴ・サルゲイロ氏に対する令和7年度日本国外務大臣表彰授与式が行われました。

 ティアゴ・サルゲイロ氏は、ヴィラ・ヴィソーザ市の副市長であり、ブラガンサ家財団の学芸員補佐としても活躍されています。同氏は、1582年に日本からヨーロッパへ派遣された最初の使節団である天正遣欧少年使節についての長年の研究により、1584年にリスボンへ到着した4人の少年使節が、そこからローマ法王に謁見するまでの道中にエヴォラやヴィラ・ヴィソーザを訪れたことを国内に広く紹介し、日本と同地域との歴史的繋がりを明らかにしました。
 これにより、サルゲイロ氏はポルトガルにおける日本研究の促進に尽力され、日ポルトガル両国の友好親善に寄与されました。なお、ヴィラ・ヴィソーザ市では、これまで日本および天正遣欧少年使節に関する多くの文化事業が開催されています。

 これらの活動は、サルゲイロ氏個人の貢献に加え、表彰式典に出席いただいたイナシオ・エスペランサ市長をはじめとするヴィラ・ヴィソーザ市、また、同じく出席いただいたフランシスコ・ディアス理事長率いるブラガンサ家財団等の関係機関の協力も得て行われたものです。
 太田大使およびサルゲイロ氏からも、これらの支援への深い感謝の意が述べられました。

 当館は、これまでのサルゲイロ氏のポルトガルにおける日ポルトガルの親善への尽力に感謝の意を表すると共に、今後一層の活躍を祈念しています。