太田大使によるテルセイラ島訪問
令和5年4月12日


3月27日、太田大使はテルセイラ島(アソーレス諸島)を訪問し、ルイ・ペスターナ・アルメイダ/アソーレス諸島大統領代理法律顧問を表敬訪問しました。また、ジョゼ・ガブリエル・ド・アラモ・デ・メネセス/アングラ・ド・エロイスモ市長との意見交換を行いました。市長からは、テルセイラ島はかつてポルトガルから喜望峰周りでインドのゴアやアジア方面に向かう帆船の中継地であり、宣教師達は同島で学んでから日本等に向かったとの説明がありました。島の教会の1つには長崎県大村市で殉教した宣教師を描いたステンドグラスがあります。また、テルセイラ島は火山島で地質や気候が日本と似ているため、当時多くの植物が日本から持ち帰られ、現在もツツジ、杉林及び紫陽花等が島を色鮮やかにしています。アングラ・ド・エロイスモ市はその美しさと歴史的価値が認められ、1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。

