セトゥーバル映画祭での日本映画紹介

令和4年10月8日
画像1 ©José Silva
 10月8日、セトゥーバル市主催「FILM FEST -ライブミュージック映画祭」にて、日本の無声映画「狂った一頁」(衣笠貞之助監督)をカムラアツコ氏を弁士に迎え上映しました。この映画は、1920年代に公開された川端康成原作の映画ですが、1970年代に偶然フィルムが発見されるまでは長い間失われた映画と考えられていました。また、弁士のカムラアツコ氏は現在イギリスで活動する日本初の女性パンクバンド「水玉消防団」のメンバーです。
 日本では伝統的に無声映画の上映には弁士が付き、映画の解説を行ってきましたが、これは欧州各国では見られなかった手法であり、今回の上映ではその日本独特の手法を観客の皆様に体感していただきました。