エドアルド・コル・デ・カルヴァーリョ氏に対する叙勲について

　2019年11月3日，日本政府は，令和元年秋の外国人叙勲受章者を発表し，この中でエドアルド・マヌエル・デ・モライス・コル・デ・カルヴァーリョ氏が叙勲されることが公表されました。同氏は，著作・講演等を通じポルトガルにおいて対日理解を促進し，また日本・ポルトガル両国間の文化交流における貢献が認められ，本年，旭日小綬章を受章することとなりました。

　　　・賞賜：　旭日小綬章
　　　・功績：著作・講演等を通じポルトガルにおける対日理解促進，及び日本・ポルトガル両国間の文化交流における貢献
　　　・氏名：エドアルド・マヌエル・デ・モライス・コル・デ・カルヴァーリョ(Eduardo Manuel de Morais Kol de Carvalho)

　コル・デ・カルヴァーリョ氏は，1991～2007年の日本滞在中，在京ポルトガル大使館広報担当参事官として日本・ポルトガル両国の相互理解の増進を図るべく，映画先や絵画展，コンサート等の文化行事を企画・実行し，またポルトガル語検定の日本での実施を実現したことで，日本におけるポルトガル語教育の専門家に大きく貢献しました。他にも日本研究に関する著作を多く出版し，日本についてポルトガル語で発信してきた他，ポルトガル日本友好協会副会長として,またリスボン地理学協会アジア委員長として，日本文化週間に代表される様々な記念行事や現代の日本の姿を伝える講演会の実施を通じて，ポルトガルの方々に対する日本文化普及に貢献しました。

　当館もコル・デ・カルヴァーリョ氏の長年の功績に感謝すると共に，今回の受章をお慶び申し上げます。