宮廻正明・国際巡回展「Tourbillon(螺様)」オープニング式典の開催(報告)

平成30年8月14日

 11月20日、オリエント博物館において、宮廻正明・国際巡回展「Tourbillon」のオープニング式典が開催され、多くの招待客が来場しました(オリエント財団及び宮廻正明・国際巡回展実行委員会主催、当館後援)。

 式典では、カルロス・モンジャルディーノ・オリエント財団理事長、宮廻正明画伯(東京芸術大学院教授)、伊東順二・東京芸術大学教授、東大使がそれぞれ挨拶を行い、また、音楽家の石塚優美子氏による古楽器サルテリオの演奏が披露されました。

 式典後には、宮廻画伯による作品解説が行われ、参加者が熱心に耳を傾けていました。解説を聞いた参加者からは、各作品や日本画の技法に関する質問がなされ、関心の高さがうかがえました。

 近年の宮廻画伯の作品を一堂に集めた本展は、建築家・隈研吾氏が空間デザインを手がけ、伊東順二教授がキュレーターとして参加しています。今回の巡回展は、前開催地であるブタペストでも高い評価を得て、今般、日本が470年という長い友好関係を持つポルトガルの地に降り立ちました。

 当地では本年12月29日まで開催されます。緻密な日本画の伝統的技法から生み出される螺様の世界を是非お楽しみください。

 
   
  カルロス・モンジャルディーノ・オリエント財団理事長による挨拶   宮廻正明画伯の挨拶
 
   
  伊東順二教授の挨拶   東博史大使の挨拶
 
   
  宮廻画伯(中央)、伊東教授(右)、東大使(左から3番目)及びオリエント財団関係者   サルテリオの演奏
 
   
  熱心に解説を聞く招待客   個展会場