大使館便り第100号(平成23年7月)
平成23年 7月 1日
在ポルトガル日本国大使館
1.四宮大使からのメッセージ
7月、リスボンでは本格的な夏がやって来ました。雨を見ることも珍しく、温度は30度を超える日もありますが、湿度の少ない晴天の毎日です。
6月5日に議会選挙があり、野党の社会民主党(PSD)が議席の半数近くを獲得し、与党の社会党(PS)は予想以上の敗北を喫しました。ポルトガル議会は一院制で、定員は230名です。海外選挙区(4議席)の集計もあり、結果の確定に時間がかかりましたが、21日に大統領はPSDのコエーリョ党首を新内閣の首班に指名し、民衆党(CDS/PP)との連立内閣が発足しました。
前内閣では与党が議会で過半数を割っており、財政危機の対応でも野党との関係がしばしば制約になりました。今回は連立与党が議会の過半数を占める安定政権です。
新内閣では、連立与党のCDS/PPの党首が外相に就任しました。財政危機の対応に携わる経済閣僚などに、政治経験の少ない専門家が党外からも起用されたのはやや意外でした。この内閣の課題は、EUなどの財政支援の条件である政策合意の履行です。既に、その実施計画は発表されていますが、増税や財政支出削減など痛みの多い政策を実行するには、政権の強いリーダーシップが必要でしょう。この関門をどう乗り越えていくか、よく見ていきたいと思います。
ポルトガル向けの支援財源のために、先月、いわゆる「欧州ファンド(EFSF)」の起債があり、日本も11億ユーロ(発行額の22%)を購入する形で協力しました。1月にアイルランド向けの起債に、同程度の購入を行ったのに続き、二度目の支援です。当国のマスコミでも報道され、外務省や財務省関係者から、日本に対し深甚なる感謝が表明されました。苦しい時の助けは身に染みる、というのは国際関係でも人間社会と同じでしょう。
右と平行して、両国企業の相互進出を支援するいわゆる「二重課税防止条約」の締結交渉が両政府間で進んでいます。民間投資の促進を通じて、当国経済の競争力強化にも貢献することになれば幸いです。
新政権が発足した日の晩、外相の職を終えたばかりのアマード前外相と懇談する機会がありました。外相時代のご苦労や思い出話をお聞きし、国際情勢についても忌憚ない意見交換を行いました。日本との関係については、経済発展の先達であり、政治、経済体制も共通の日本との協力が、長い歴史的な関係と相まって、ポルトガル外交にとりいかに重要かを力説されたのが印象的でした。当国でも存在感を増す中国との対比でも、日本への信頼感を明言されていました。外相や国防相、副大臣も含めると通算13年も閣僚を歴任した前外相ですが、当面は政界を離れ趣味の彫刻などに時間割けると、ご家族共々も喜んでおられました。
6月10日は、「ポルトガルの日」という名の祭日です。毎年、地方都市を選び大統領主催の記念式典や軍事パレードなどを行い、国家としての存立を祝います。今年は、カステロ・ブランコ市というリスボン北東約200キロの内陸部の小都市で開催されました。式典で大統領は、特に地方の経済格差、高齢化や過疎化の問題に多く言及し、格差是正や地方開発、さらに財政危機の克服に国民の協力を訴える演説を行いました。5日の議会選挙から数日後の式典で、内閣の首班指名が予想されていたコエーリョ党首も会場に来ており、マスコミの注目を受けていました。
先月は、政治の話題が多い月でした。例年ですと、これから当国はいよいよ夏休みの季節ですが、新内閣は発足早々、財政危機の対応に追われることになるでしょう。この動きには、これからも目が離せません。
皆様には、時節柄ご自愛のほどをお祈りいたします。
2.東北地方太平洋沖地震に関する情報について
【義援金報告】
先月5日に行われましたチャリティーイベント、「PRAY FOR JAPAN ~Helping Japan Recover~」について、主催者の方より、ご寄付いただいた義援金について、下記のとおり報告をいただきましたのでお知らせ致します。また、主催者より、ご協力いただいた方々をはじめ、ご来場いただいた皆様にお礼をいただいておりますので、併せてお知らせ致します。
なお、当日の詳細については、下記、「広報・文化班からのお知らせ(実施報告)を参照下さい。
◎ 6月5日(日)開催 | |
「PRAY FOR JAPAN ~Helping Japan Recover~」 | 746,40ユーロ |
3.大使館からのお知らせ
(1)総政務・経済班からのお知らせ
【総選挙:社会民主党(PSD)と民衆党(CDS/PP)の連立政権樹立】
5日投開票が行われた総選挙(海外選挙区の結果発表は16日)で、コエーリョ党首率いる社会民主党(PSD)が第一党へ躍進し、前与党社会党(PS)は第2党となりました。16日、コエーリョPSD党首とポルタスCDS/PP党首は議会で安定多数を確保する目的で、連立政権を樹立するための合意文書に署名しました。
政党別得票率・議席数(カッコ内は前回総選挙結果) | ||
得票率(%) | 議席数 | |
社会民主党(PSD)(中道右派) | 38.65 (29.11) | 108 (81) |
社会党(PS)(中道左派) | 28.06 (36.55) | 74 (97) |
民衆党(CDS/PP)(右派) | 11.70 (10.43) | 24 (21) |
統一民主同盟(CDU)(共産党系左派) | 7.91 (7.86) | 16 (15) |
左翼連合(BE)(左派) | 5.17 (9.82) | 8 (16) |
(投票率58.07%、前回(2009年9月)59.74%) |
【PSD・CDS/PP連立政権の発足】
21日、アジューダ宮殿にて新内閣の就任式が実施され、コエーリョPSD党首を首相とするPSD・CDS/PP連立政権が発足しました。ポルタスCDS/PP党首(元ポ日友好議連会長)は外相に就任し、注目の財務相には、元欧州中央銀行(ECB)運営顧問のヴィトール・ガスパール(無所属)が就任しました。
(閣僚リスト)
首相 | ペドロ・パッソス・コエーリョ(PSD) |
財務相 | ヴィトール・ガスパール(無所属) |
外相 | パウロ・ポルタス (CDS/PP) |
国防相 | ジョゼ・ペドロ・アギアール・ブランコ(PSD) |
内務相 | ミゲル・マセード(PSD) |
法務相 | パウラ・テイシェイラ・ダ・クルス(PSD) |
国会担当相 | ミゲル・ヘルヴァス(PSD) |
経済・雇用相 | アルバロ・サントス・ペレイラ(無所属) |
農水・環境・国土相 | アスンサオン・クリスタス (CDS/PP) |
保健相 | パウロ・マセード(無所属) |
教育・科学相 | ヌーノ・クラート(無所属) |
社会保障相 | ペドロ・モタ・ソアレス (CDS/PP) |
【四宮大使のペレイラCPLP事務総長表敬訪問】
6月7日、四宮大使はリスボン市にあるポルトガル語圏諸国共同体(CPLP)本部を訪れドミンゴス・シモンイス・ペレイラ事務総長を表敬訪問しました。同事務総長との懇談ではCPLPのこれまでの活動について説明を受けるとともに、加盟各国における協力を中心に日・CPLP間の今後の重要性について一致しました。
【日ポルトガル租税条約の締結に向けた正式交渉の開始】
日ポルトガル間における二重課税防止のための条約の締結に向けた正式交渉が開始され、6月20、21日の2日間、リスボンにおいて協議が行われました。両国政府は、本条約の早期締結に向けて引き続き努力してまいります。
»https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/6/0617_03.html
(2)広報・文化班からのお知らせ
【豊田康次郎ガラスアート展「“SAUDADE”─ Arte e Ciência do Vidro ─」】
ポルトガル在住のガラス作家・豊田康次郎氏による“SAUDADE”をテーマとしたガラスアート展が下記のとおり開催さ中です。また、映像作家杉本崇氏による作品制作の構想、制作過程のドキュメンタリー作品も併せ展示されています。
日時:5月28日(土)~7月2日(土) 15:00~20:00(日・月曜休廊)
※オープニング:5月28日 17:00~~22:00
会場:Galeria “Diferença”
住所:Rua S. Filipe Nery 42 C/V 1250-227 Lisboa
入場料:無料
問い合わせ先:21 383 2193
【キャラクター大国、ニッポン展】
キティーちゃんやポケモンなど日本で人気のマスコットキャラクターをパネルや映像、ミニチュア等で紹介する標記イベントが、国際交流基金事業として以下の日程で開催されます。
日時:8月19日(金)~9月18日(日)
10:00~18:00(火~日曜(金曜除く))
10:00~22:00(金曜18:00~22:00は入場無料)(月曜休館)
会場:オリエント博物館、Galeria Sul
住所:Avenida Brasília, Doca de Alcântara (Norte) 1350-352 Lisboa
入場料:0~5:無料、6~12及び学生:2ユーロ、大人:5ユーロ、65歳以上:3ユーロ
問い合わせ先:21-311-0560 / cultural@embjapao.pt
URL: http://www.museudooriente.pt/
※19日のオープニングでは、これまでもポルトガルでマンガ・アニメ関連の講演を行ってきた東京工芸大学の陶山恵准教授によるアニメ講演会が予定されています。テーマ等詳細については追ってご連絡いたします。
【菊池直子氏による琴コンサート】
ドイツ在住の音楽家菊池直子氏による琴の演奏コンサートが下記の日程で開かれます。
日時:8月20日(土) 21:30~
会場:オリエント博物館、Galeria Sul
住所:Avenida Brasília, Doca de Alcântara (Norte) 1350-352 Lisboa
入場料:12ユーロ
問い合わせ先:213 585 200 / info@foriente.pt
【舞踊団「マドモアゼル・シネマ」によるダンス公演】
文化庁助成事業として、舞踊団「マドモアゼル・シネマ」によるダンス公演が下記の日程で開催される予定です。
9月8日(木)
時間:21:30~
会場:オリエント博物館、Galeria Sul
住所:Avenida Brasília, Doca de Alcântara (Norte) 1350-352 Lisboa
入場料:15ユーロ
問い合わせ先:213 585 200 / info@foriente.pt
URL:http://www.museudooriente.pt/
9月10日(土)
会場:Centro Cultural Malaposta
住所:Rua Angola 2620-492 Olival Basto
問い合わせ先:219 383 100 / info@malaposta.pt
(実施報告)
【四宮大使のナザレ市公式訪問】
6月6日、四宮大使は、逗子市と国際友好都市関係にあるナザレ市を公式訪問し、バローゾ市長と今後の両市間交流等について懇談を行うと共に、ナザレ市立図書館、同市内の企業を視察しました。全行程にバローゾ市長自らが大使に同行するなど大変友好的な雰囲気の中、有意義な訪問を行うことができました。
【新井公使による講演「日本の文化と伝統」】
6月17日、当館新井公使は、Rotaractリスボン・オリヴァイス支部の招きにより、Fontana Parkホテルにおいて「日本の文化と伝統」と題する講演を行いました。本講演会は、ロータリークラブの青年版であるRotaractクラブの定例会と併せ企画されたもので、質疑応答では日本のポップカルチャー・マンガ・アニメ関連の質問も出るなど、ポルトガルの若者の日本に対する幅広い関心が伺われました。また,講演冒頭で,新井公使より,東日本大震災の被災者に対するポルトガル人の連帯に謝意が表明されました。
【新井公使による講演「日本のポップカルチャー」】
6月21日、当館新井公使は、シントラ市Palacio Valencasにおいて「日本のポップカルチャー」と題する講演を行いました。シントラ市は大村市と1997年来姉妹都市関係にあり、講演後、参加者からは、ずいぶん前に訪れた日本から得たイメージとはまた別の、近年の日本のポップカルチャーに触れることができて大変興味深かったといった声が聞かれました。
【宮川書記官による地震・原発関連ブリーフ及び教育広報】
6月2日、宮川書記官が、オエイラス市カミーロ・カステロ・ブランコ中高校において、同校の約40名の生徒及び教員を対象に、震災・原発関連ブリーフ及び「日本関連全般」をテーマとした教育広報をパワーポイント及びDVDを使用して行いました。
【ファミローザ・ハーモニーによる震災関連チャリティーコンサート】
6月3日にカスカイス市ギンショ地区のレストランMuchaxo及び6月5日にレイリア市Miguel Franco劇場において、ファミローザ・ハーモニーにより東日本大震災関連チャリティーコンサートが行なわれました。コンサートには多くの方々に参加いただき、大いに好評を博しました。
【Pray for Japan】
6月5、リスボン市TURIM劇場において、「Pray for Japan/Portugal」により東日本大震災に関するチャリティーイベントが開かれました。会場では、午後から折り紙・書道のワークショップ、風呂敷や茶道のデモンストレーション、日本食の販売などが行なわれ、引き続き小暮はな氏によるコンサートが開かれました。貴重な募金をいただくと共に、日本の伝統文化についても、来場者に身近に触れていただくよい機会となりました。
【櫻間會能公演】
6月10、11日、リスボン市の国立ドナ・マリアII世劇場において、国際交流基金助成事業として櫻間會による能公演(「旅船」、「宗麟」)が行なわれ、会場を埋めた観客は、日本の伝統文化「能」の幽玄の美を大いに堪能しました。また,劇場内では大野初子作人形展,鳥居茜氏による生け花展,そして,会場近くのHotel Avenida Palaceでは,森美可氏による人形についての講演,内野訓子氏による茶道デモンストレーションが併せ開催されました。
【SHANTIの公演】
6月26日、オリエント博物館において、国際交流基金事業として日本人女性シンガーソングライターSHANTIによる公演が行なわれました。SHANTIは、著名なロックバンド「ゴダイゴ」のドラマー、トミー・スナイダーの息女で、観衆はその演奏を心ゆくまで満喫しました。また,公演後のサイン会にも多くの方が参加しました。
【日本事情紹介サイト「Web Japan」のご案内】
「Web Japan」は、「Trends in Japan」、「kids Web Japan」、「Japan Fact Sheet」、「Japan Video Topics」、「Japan Links」の5つのサブサイトから成る日本事情を海外に紹介するためのウェブサイトです。以下のURLからアクセス可能ですので、ぜひご利用下さい。
【特定非営利活動法人「ジャパン・リターン・プログラム」(JRP)による「日本語サミット」参加者募集のご案内】
「ジャパン・リターン・プログラム」が、海外における日本語学習者を日本に招待し、日本語でのパネルディスカッション、ホームステイや伝統文化体験を行なうプログラム「日本語サミット」への2012年度の参加者を募集しています。第14回目となる来年度は、「平和 ―絆でつなぐ地球―」をテーマに開催予定です。
プログラム詳細、応募要項・応募用紙ダウンロード等につきましては、下記URLを参照下さい。
»http://www.nihongo.or.jp/applicationform.html
(3)領事班からのお知らせ
【テロ等に関する情報】
ポルトガルにおいては、反政府組織の活動は確認されておらず、1984年以降テロ事件の発生は確認されていません。また、2010年5月にローマ法王訪問、11月にNATOサミットが開催されましたが、いずれも不審情報及びテロ事件等は発生しておらず、テロの脅威が特に高まっているとみられる状況にはありません。
しかしながら、ポルトガルは、ETA(バスク祖国と自由)、ガリシア抵抗グループ及びイスラム過激派等のテロリスト・ネットワークの後方支援としての位置にあり、ポルトガルや他の国々の偽造文書の作成や、窃盗・強盗により資金獲得が行われている可能性があると言われています。
ETAに関しては、2010年に5、6年前から利用されていたといわれる、ポルトガル国内の拠点が摘発されました。また、欧州刑事警察機構(EUROPOL)は、ヨーロッパにおけるテロに関する2011年の報告書において、オビドスの住宅からの爆破物の発見とETAの活動家3名の逮捕からみて、ポルトガルがETAのロジ関連の拠点となったことは明らかとされるなど、テロ情勢は今後も変化するおそれがあります。
皆様におかれましても、こちら、外務省海外安全ホームページを参考に、テロ事件等に巻き込まれないようにご注意下さい。
【誘拐事件に関する注意喚起】
ポルトガルにおいては、1993年以降、親権を争う親等による誘拐及び麻薬組織間でのメンバー誘拐等の事件は発生していますが、身の代金目的等誘拐事件の発生は確認されていません。なお、2011年2月2日、5万ユーロの中国人の夫の借金を理由に、その妻を8日にわたって監禁していた中国人2名が、司法警察庁(PJ)北部方面本部によって逮捕されました。
日本人の被害は確認されていませんが、経済状況の悪化により治安情勢も変化しており、身の代金誘拐事件の発生も懸念されますので、外務省海外安全ホームページを参考に,安全確保に十分ご注意下さい。
【E-mail登録のお願い】
インターネットを閲覧することができる方で、まだ当館にE-mailアドレスを登録されていない方は、是非E-mailアドレスご登録ください。
E-mailを登録していただきますと、大使館便りをE-mailで受け取ることができるほか、イベントの告知や緊急情報等、大使館からの様々なお知らせもE-mailにてお受取になれますので、E-mailアドレスの登録をお奨めします。
インターネットを閲覧することができる方で、まだ当館にE-mailアドレスを登録されていない方は、是非E-mailアドレスご登録ください。
【在留届に関するお願い】
近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込まれるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を元に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。
当館でも、皆様にご提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。
このため、ポルトガル国内での転居、日本への帰国、他国に転出等、在留届の届け出事項に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡ください。
また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」がおられましたら、届出を行うようご案内ください。
(4)その他
【Festa do Povo de Campo Maior の開催】
ポルタレーグレ県カンポ・マイオール市では、8月27日(土)から9月4日(日)までの予定で、7年ぶりに「Festa do Povo de Campo Maior」が開催されます。これは、市内の歴史地区を中心に、町の通りに住民が作成した色鮮やかな紙の花飾りなどで彩られる伝統の祭典です。当祭典には、隣国スペインを含めて、約100万人の観光客が訪れると予想されています。
【当館領事業務へのご意見募集】
当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですのでご意見・ご要望等があればお気軽に領事班にご連絡ください。