下出蒔絵司所三代目・下出祐太郎による講演・デモンストレーション(報告)
平成28年3月15日
3月4日,日本ブランド発信事業の一環として,グルベンキアン財団にて,蒔絵師下出祐太郎氏による講演会が行われました。講演では,漆や蒔絵の歴史的な背景や蒔絵の制作過程の説明,そして,下出教授が取り組まれている高台寺蒔絵屏風の復元的制作についても解説いただくなど,1000年以上も前から日本に受け継がれる蒔絵工芸の美しさを科学的な見地からも知ることの出来る貴重な機会となりました。
さらには,スクリーンに金粉一つ一つの大きさや形までを見て取ることのできる作品表面の拡大画が写し出されると,満席となった会場からは感嘆の声が漏れ聞こえ,講演に続いて行われた地塗りと銀粉の粉入れの実演でも,その繊細な仕事に観客の皆さんの目が釘付けとなりました。蒔絵作品や使用される刷毛等の道具を実際に手にとって観察することもでき,蒔絵をより身近に感じることのできる一時となったのではないでしょうか。
翌5日には,BTL(リスボン観光博)の日本ブースにてデモンストレーションを披露いただき,観光博を訪れた来場者の多くの皆さんが,足を止めて観賞していました。
会場にお越しいただいた皆様,ならびに講演開催にご協力いただいたグルベンキアン財団に心より御礼申し上げます。
さらには,スクリーンに金粉一つ一つの大きさや形までを見て取ることのできる作品表面の拡大画が写し出されると,満席となった会場からは感嘆の声が漏れ聞こえ,講演に続いて行われた地塗りと銀粉の粉入れの実演でも,その繊細な仕事に観客の皆さんの目が釘付けとなりました。蒔絵作品や使用される刷毛等の道具を実際に手にとって観察することもでき,蒔絵をより身近に感じることのできる一時となったのではないでしょうか。
翌5日には,BTL(リスボン観光博)の日本ブースにてデモンストレーションを披露いただき,観光博を訪れた来場者の多くの皆さんが,足を止めて観賞していました。
会場にお越しいただいた皆様,ならびに講演開催にご協力いただいたグルベンキアン財団に心より御礼申し上げます。





